求人選びのコツ ～求人票でチェックすべきはこの5つ～

薬剤師の方が転職活動をする際に、転職先を選ぶ手段として求人票を見ることが多いですよね。膨大な求人票の中から自分にあった求人を見つけるのは大変作業です。
そこで今回は何かと忙しい薬剤師の方が効率よく求人を見極める為のポイントをご紹介します。膨大な求人情報もポイントを押えてフィルターに掛けてしまえば、意外と簡単に有効な求人情報だけに絞り込むことが出来ます。これから転職活動を始めるという薬剤師の方は是非最初にチェックしてみてください。

給与

まずは給与。年収と月収のどちらで書かれているかに注目しましょう。
年収表記はボーナスが込みの給与となるため、会社の業績が奮わない場合には年収が下がる可能性があることを考慮します。月収表記の場合にはボーナスの見込み額を確認しておきたいですね。
また、給与に幅を持たせて表記している場合も珍しくありません。本人の経験による…と書かれていることが多いですが、実際は交渉次第です。自分で交渉するのが難しいと感じるのであれば、転職エージェントに代わりに交渉してもらうことができます。

雇用形態

正社員かそれ以外のパートやアルバイト、他には準社員など独自の表現をする企業もあります。
正社員の募集だと思っていたのに、数ヵ月は試用期間として準社員などと扱われることもあるので注意が必要です。
試用期間については雇用形態とは別の欄に書かれていることもあるので、よく確認しましょう。
契約社員などは雇用期間が定められていることもあります。
正社員以外の雇用期間に期限がある形態である場合には、期間延長の可能性があるかどうか確認が必要です。

福利厚生

正社員であれば雇用保険、労災、健康保険、厚生年金保険は基本的に必ず加入となるため、求人票を比較する時点ではあまり気にしなくても問題ありません。
特に注目したいのは退職金制度です。
社会保険とは違い、実は退職金制度は義務づけられているものではなく企業に任されています。転職後退職まで働く予定があるなら、退職金のことを確認しておきたいところです。
薬剤師の場合はパートやアルバイトなど非正規雇用で働くことも多いと思います。この場合は労災以外の社会保険が、勤務時間等によって適応にならないこともありますので注意してください。

勤務時間

薬剤師の場合、正社員は実働8時間のことが多いですが、あくまで平均8時間であり、日によって6時間～10時間と変動する場合や、門前医療機関のお昼休みに合わせて休憩を2時間取るため拘束時間か長くなるなど、同じ実働8時間でも様々なパターンがあります。
夜勤の有無や早番、遅番の有無など勤務時間の幅を確認しておきましょう。勤務時間について求人票に細かく記載がない場合には、直接の確認が必要です。
休日については完全週休二日なのか、週休二日なのかに着目します。前者は週に休日が二日ありますが、後者は半日出勤二回で一日休みとカウントするため、実際の休みの日数が異なるためです。

備考

求人票の規定欄に書ききれない企業ごとのアピールポイントが書かれている部分です。
資格取得への支援制度や独自のeラーニングシステムなどがあれば薬剤師としての成長に繋がりますね。転勤の有無などについても書かれていることがあるので、備考欄にも必ず目を通しておきましょう。
有給の取得率や産休の取得状況、人間関係など求人票では分からないことも多いですが、膨大な数の求人を絞り混むには求人票を見極めていく必要があります。
多くの求人票を目にすることで、より良い求人を見極める力をつけることができます。後悔のない転職をするために、多くの選択肢の中から転職先を選ぶようにしたいですね。