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適切な処方箋の数は?処方箋の枚数からわかる転職を避けるべき調剤薬局

処方箋をチェックする薬剤師

転職を検討されている薬剤師の皆さんは、取り扱い処方せんの科目やその店の営業時間などは気になっても、処方せん枚数は参考程度にしか考えていないなんてことはありませんか?

まあ処方せん枚数300枚/日なんて調剤薬局はちょっと躊躇してしまいますが、実際は枚数のことまではあまり深く考えなかったりしますよね。

そこで今回は実際の処方せん枚数からわかる、薬剤師が転職すべき薬局と避けるべき薬局についてお話ししていきたいと思います。

処方せん枚数に対する薬剤師の人数制限について

まずは処方せん枚数のお話しをする前に、薬剤師の配置義務のお話しをしておきましょう。

調剤薬局において処方せん枚数に対する薬剤師の人数配置義務は40枚/日と法律で決められています。特に眼科や歯科などの処方せんに関しては2/3枚という扱いにはなりますが、この法律がある以上、そのルールに従って薬剤師を配置しなければなりません。

ただし、あくまで処方せんの枚数だけを考えられた制限になりますので、その処方内容や業務内容に対しては特に法律での配置義務はなく、あくまで企業の判断にゆだねられているというのが大きなポイントになります。

その調剤薬局の処方せん枚数は適切?

例えば門前にクリニックがあり、1日平均60枚ほどの処方せんが来るという調剤薬局において、常勤薬剤師2名いるうちの1名が退職予定であり、その欠員補充のための薬剤師募集というケースであったとします。さらに在宅患者も数名であり、門前のクリニックが閉まっている昼の時間帯に在宅にまわっているというような情報も得られたとします。まあこのような調剤薬局に関してはまず転職するにあたっては問題ないと考えてもらっていいでしょう。

しかし、中には在宅や施設調剤を数多く受け持っているような薬局も存在します。もちろん在宅専門薬局や施設専門の薬局など、部門分けされているような薬局であれば転職先の候補にしていただいても良いのではないかと思いますが、最も注意が必要な薬局は、門前の病院やクリニックがありながら、さらに施設調剤や在宅を何件も行っているような薬局です。

そのような薬局においては、一日平均処方せん枚数と、常勤の薬剤師の人数を聞いておくべきです。例えば200枚/日の薬局において薬剤師の人数が5人だとします。これは上限ギリギリですよね。ただ法律上は特に問題がありませんし、一見、薬剤師の人数は充足されているように見えるでしょう。しかし、現場の状況はかなりひっ迫している場合がほとんどです。施設調剤や在宅業務というのは想像以上に時間を要します。処方せん枚数だけではわからない部分なのですが、経営者は基本的に数字を見て判断します。この部分が非常に重要なのです。

転職先を探される際は、処方せん枚数と薬剤師の人数、プラス施設調剤や在宅業務の有無にも目を向けるようにしましょう。

あまりにも現場がひっ迫しているような薬局を選んでしまった場合、ついていけなくなってしまい、また転職しなければならないといったことになってしまいかねません。

ちなみに処方せん枚数が非常に少ない薬局も存在しますので要注意です。

これまで処方せん枚数の多い店でしか働いたことのない薬剤師の方にとっては想像しづらいことかもしれませんが、処方せん枚数が10~20枚/日といった薬局もあるのです。これから確実に処方せんが増える見込みのある薬局であれば良いのですが、10~20枚/日であれば近い将来、確実に潰れます。そんな薬局に転職してしまっては、またすぐに転職活動をしなければならなくなってしまいます。そのような薬局はこちらから聞かないと処方せん枚数を向こうから教えてくれるなんてことはありません。

「処方せんが少ないなんてことは考えられない」という方は、たとえ大型病院の門前薬局だったとしても転職先に対して必ず処方せん枚数を聞くようにしてくださいね。

新規オープンは憧れる。でも…

新規開局のオープニングスタッフって一度は憧れますよね。先輩も後輩もそこまで関係なく、立ち上げメンバーとしてイチから店を作っていくことができるというのはやはり魅力的です。

ただし、ここで注意しておいていただきたいこともあります。

新規開局ということは当然ながらまだ処方せん枚数が正確にはわかっていないということです。もちろん門前薬局である場合は、一日の来院患者数なども事前情報として得られているのが基本ではありますが、『正確』ではありません。実はこれがかなり重要で、言い方は悪いかもしれませんが、企業によってはだまされている可能性もあるのです。

調剤薬局を新規開局するに当たっては、病院から直接依頼を受けることもありますが、仲介業者から依頼があり、新規開局に至るケースがやはり一般的です。

仲介業者が優良な業者であれば特に問題はないのかもしれませんが、これがやっかいな業者だったら…。特に薬局の経営者には薬剤師出身の方もいらっしゃいますので、言い方は悪いかもしれませんが経営に関してはド素人の方もいらっしゃるのが現実です。そこに付け込まれてしまい、仲介手数料をしぼり取ってやろうと考えている悪い業者も残念ながら存在します。

そんな業者に処方せん枚数を水増しして聞かされていたら…。新規開局で、いざ蓋を開けてみれば処方せんがほとんど来ず、わずか1年足らずで閉店に追い込まれる…なんてことも考えられるのです。実際にそのような薬局は実は全国的に見ると、一定数存在しているのです。

みなさんも飲食店などでたまに見かけませんか?新規オープンしたと思ったらわずか1年足らずで潰れてしまうといったお店を…。まあ閉店に至るにはいろんな理由があるのではないかと思いますが、このようなパターンは基本的に事前のリサーチ不足である場合がほとんどです。大手の飲食チェーン店においてもそのような状況をよく目にするということは、調剤薬局においてももちろん例外ではありませんよね。特に経営者がそのあたりにあまり強くないような場合においてはやはり十分な注意が必要なのです。

新規開局で「さあこれから」って時に閉店の通達が来てしまう…なんてことも実際にはよくあることなんですよ。企業からすれば一つの店をたたむだけなのでそこまで痛くはないかもしれませんが、みなさんにとっては死活問題ですよね。

事前に周辺のリサーチを自ら行うなど、転職の際は失敗しないように注意してくださいね。

転職に失敗しない為には事前のリサーチが重要

処方せん枚数からわかる薬剤師が転職すべき調剤薬局と避けるべき調剤薬局についてお話してきましたがいかがでしたでしょうか。

転職を検討されている方は、処方せん枚数とその裏側の情報もしっかりとリサーチしていただきつつ転職先を探すようにしてくださいね。個人でのリサーチは限界がありますので、店舗に関する情報収集は転職エージェントを上手く活用してみてください。

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