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管理薬剤師を目指すべき?管理薬剤師になって良かったと感じる瞬間・辞めたくなる瞬間

管理薬剤師のデスク

薬剤師として働かれている方の中には「早く管理薬剤師になって、自分の思うような店づくりがしたい!」と思われている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

管理薬剤師になればもちろん店舗の責任者になるわけですから、自己の責任のもとにいろいろな変化を加えていくことは可能でしょうし、一般薬剤師のころに比べれば思い通りの店づくりができるようになることもあるでしょう。でも薬局は一人ではありませんよね。思い通りにいくこともあれば当然その逆もあります。「思っていたのと違う・・・!」なんて壁に当たってしまい、辞めたくなってしまうかもしれません。

今回はそんな気になる管理薬剤師を本当に目指すべきかどうかについて考えていきたいと思います。

そもそも管理薬剤師ってどんなことするの?

申し送れましたが、私は40代の男性薬剤師です。現在、ちょっと小さな規模の調剤薬局で店長兼管理薬剤師をしています。これまで大手や中小企業など、4つの会社で管理薬剤師を経験してきました。世間にはもちろんいろんな会社があると思いますが、私のように店長を兼任している管理薬剤師の方が大半なのではないかと思います。

実際の管理薬剤師としての仕事は会社によって実に様々ですが、チェーン店だとひと月の仕事のスケジュールが決まっており、書類の作成でかなり時間を取られたりしていました。その割に手当てがスズメの涙ほどだったのがつらかったですね・・・。また、毎月のシフト作成や近隣の医療機関への節目ごとの挨拶、クレーム処理など、非常に多岐に渡る仕事があります。これらの仕事は会社規模に関わらず、必ず付いてくるものだと思います。

また、勤務時間自体も一般薬剤師に比べて伸びることが多いでしょう。例えば高度管理医療機器の取り扱いのある店舗だと祝日に講習会に出て行ったりしなければならいこともありますし、日常の通常業務プラスアルファの仕事というのは当然いろいろと出てくるものだと認識していただければと思います。

管理薬剤師になって良かったと感じる瞬間

それでは、まずは良かったと感じる瞬間についてお話ししていきたいと思います。

責任感が強く、自分がやらなければ誰がやるというタイプの方はおわかりかと思いますが、やはりひとつの店舗を任され、人や物の管理をすること自体、やりがいを感じることですし、管理薬剤師をやって良かったと感じる瞬間です。一般薬剤師として働いていた時とはまた違った景色で責任とやりがいを同時に感じることができます。

責任者として対外的な対応をしている時や誰からも頼りにされていると実感している瞬間なども管理薬剤師になって良かったなぁと感じる瞬間です。

あとは一緒に働いている方が志し高く、薬剤師として世のために何ができるかということを真剣に考えながらともに店舗をより良くしようと考え、同じ目線で行動してくれるような状況の時、管理薬剤師になって良かったなぁと感じることができました。

まあ給料が一般薬剤師のころに比べてグッと上がった時なんかも単純に嬉しかったですね。お金って大事ですから。

・・・とまあこれぐらいでしょうか。

管理薬剤師になって辞めたくなる瞬間

管理薬剤師になって辞めたくなる瞬間って…本当にたくさんあります。

文句を言わずに何でもこなしている方からしてみれば、「甘い!」と言われてしまうかもしれませんが、実際に私が感じていたことですし、参考にしていただくためにもできるだけ書いてみますね。

書類作成に追われる日々

例えば、事務作業ばかりに追われている時や毎月シフトを作成するのに、勤務中にはできずに家に持ち帰って考えていたり…。もちろん誰かがやらなければならない仕事だとわかってはいるんですが、特に書類の作成ばかりに追われている時って『これって本当に薬剤師の仕事??』というふうに疑問符が頭の中に浮かんできたりもしました。「薬剤師の仕事だけに集中したい!」と考えることが多くなった時、ふと辞めたいと思いましたね。

管理職だから、最後に退社という考えの強要

また、管理薬剤師以上は残業代が出ないという会社はまだまだたくさんあると思います。もちろん責任者なので人よりも残業することは多い立場かもしれませんが、残業にも意味のある残業とそうでもない残業といろんな種類があると思います。

例えば過去の会社で、直属の上司(課長)が、「管理者は他のスタッフが帰るまでは帰らないのが当然」と考えていた方がいました。ちなみにその課長はその店舗の元管理薬剤師です。

意味のある残業ならまったく問題ないのですが、ただスタッフが帰っていないからというだけの理由で管理者は帰らないという彼の美学にはうんざりしましたし、それを毎日強要される日々だったのです。

何度か課長と話し合いの場を持ちましたが、その職場では残業することが素晴らしいことといった考え方が浸透してしまっていたので、店舗のスタッフ自体の考え方も変わらず、仕事の質の向上というよりも『みんなどれだけ残業するか』ということにフォーカスしており、私としてはかなりしんどい状況でした。まあ「残業代が稼げるからラッキー」と考えている人も当然いますからね。

会社としては残業を減らすことに対して前向きな部分もあったのですが、現実問題としてまだまだ残業したものが評価される時代だったのもあるかもしれません。社長なども「いつも残業して頑張ってくれてありがとう」なんて一人ひとりに声をかけていましたからね。みんな競うように残業してました。最近世間ではやっとその考えも少しずつ変わろうとしてきましたけどね。

自分以外の薬剤師のミスの後処理、謝罪

責任者として責任を取るのは当然のことだと思いますし、店舗の責任者として謝罪をするということはまったく嫌ではありませんし、むしろやりがいを感じる部分でもあります。ただ、「薬剤師って国家資格じゃなかったっけ?」って本気で思うことが多かったのが正直なところです。国家資格を使ってそれなりにしっかりとした給料をもらっているのであれば、自身の責任で押したハンコの責任はしっかりと自分で取って欲しいものです。少なくとも反省の色は見せて欲しいですよね。

きちんと反省し責任を感じているような態度を見ることができれば、その方のために頭を下げてあげようと思うものなのですが、あまり悪びれることもなく、忙しさを理由にしたり、ろくに反省しない方も現実には存在します。

そういう方のために頭を下げている瞬間などは、違和感しかありませんし、管理薬剤師になって良かったとは微塵も思えません。まぎれもなく管理薬剤師を辞めたくなる瞬間です。もちろん管理薬剤師をしている以上、店舗でのミスに関しては何らかの要因があり、個人のみを責めることはできません。しかし、国家資格者としての責任はもって欲しいものです。

・・・とまあ少し愚痴っぽくなってしまいましたが、このように辞めたくなる瞬間はいろいろとあるものです。

管理薬剤師を目指すなら目的をハッキリさせること

ただ漠然と「管理薬剤師がしたい」というのであれば、まずどこかで壁にぶち当たってしまうことでしょう。

大切なことは管理薬剤師になってその先どうしたいのかということです。

「ゆくゆくはエリアマネージャーになりたい」という方もいれば、管理薬剤師としてずっとひとつの店舗をマネージメントしていきたいという方もいらっしゃるでしょう。

いずれにしても、ある程度、明確な目標をきちんと立てておかないと、目先のことにとらわれてしまい足元をすくわれることになってしまいかねません。

そのためにはもちろん人間関係の構築も大切になります。自分の思い通りに店舗を作りたいから管理薬剤師になったというような方も今まで見てきましたが、そのような方は必ずどこかでつまづいてしまっていました。先にも述べましたが、一人で働いているわけではありませんし、目線の先には患者さんがいることを忘れてはいけません。

あくまで「患者さんのために」何が必要か、そしてその上で自分はどんな薬剤師になりたいのかということをしっかりと考えながらキャリアを見つめていってもらえれば良いのではないかと思います。

『ただ人の上に立って偉そうにしたい』という方が世の中には存在するものですからね。

仮に管理薬剤師になったとしても、そのさらに上の直属の上司が人間的に問題のある方の可能性もありますのでいろんな意味で覚悟は必要になることでしょう。

転職をきっかけに管理薬剤師を目指すという方法も

管理薬剤師を目指すべき?と題してお話してきましたがいかがでしたでしょうか。

あくまで個人的な意見も入っているかもしれませんが、管理者という立場である以上、思い通りにいくことやそうでないことは多々出てくるものだとは思います。嫌な仕事も率先して引き受けなければならないでしょうしね。

少しでも参考にしていただくことができましたら幸いです。

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