毎日忙しく働かれている薬剤師のみなさん、ホント毎日お疲れ様です!
突然ですが、現在の年収はみなさんにとって満足のいくものですか?
もし、満足いかずに転職について悩まれているようなことがあれば、転職したほうが良いのか現在の職場にとどまったほうが給料アップの見込みがあるのか・・・? 転職に有利と言われている薬剤師であれば、誰でも少し気になりますよね。
そこで今回は、薬剤師は転職した方が年収アップできるのか、現在の職場にとどまったほうが昇給に期待できるのかということについてお話ししていきたいと思います。
転職活動を始めると、魅力的な条件や魅力的な年収の提示に目がくらんですぐにでも転職先を決定したくなることってありますよね。人材が足りず売り手市場になっている薬剤師であれば尚更です。
しかし、よく考えもせずに即決してしまってはいけませんよ。昇給率の極端に低い会社も実際には存在しますからね。
今働かれている職場において、これ以上の昇給が難しいということがハッキリわかっているのであれば転職を検討されたほうが良いかもしれません。
しかし、現在の職場でもきちんと昇給がされている場合、転職によって一時的に年収はアップするかもしれませんが、5年後、10年後にはどうなっているでしょうか。継続的に昇給されていく保証はあるのでしょうか?
そのあたりも含めて慎重に転職先を探す必要があります。
薬剤師の年収の話で避けて通れない話題として気になるのが年収の頭打ち。
転職するにしても、今の職場にとどまるにしても年収の頭打ちになってしまうような状況は避けたいですよね。ここでいくつかのパターンを紹介しておきたいと思います。
特に大手の調剤チェーン、ドラッグストアなどでありがちなのが、どんどん立場を上げていかないと、年収が頭打ちになってしまうというパターン。
会社の考え方によっては、『地域に密着した薬剤師というものは評価に値しない』と考えているような会社も存在します。
その場合、どんなに志高く、患者さんのために地域医療に貢献していても、ある一定の年収まで昇給すればそこで頭打ちになってしまう可能性があります。
昇給するためには、エリアマネージャーや部長職のような薬剤師の現場からはかけ離れた仕事をしなければならない会社も存在するのです。
みなさんが薬剤師として目指す方向性が、会社の考えと合致するのかがカギになってきますよね。
会社によっては日本全国飛び回ることが昇給のためには必須であるといった会社も存在します。
この記事をご覧いただいている方のなかには、「そんなのどこにでも行くよ!休みも返上で働く覚悟があるよ!」という方もいらっしゃるでしょう。
もちろん若いうちはそれでもいいんです。ただ、結婚し子供ができた時のことを考えておく必要もあります。
単身赴任を選択するか、子供に転校を経験させるか…。様々な選択を迫られる可能性もあります。そんな時でも「全国どこでも行くよ!」と言っていられるかどうかです。
そのあたりも考えていただいたうえで職場を選ぶ必要もあるのでしょう。
薬剤師なら転職によって年収がアップすることもあるからといって、何度も転職を重ねれば年収がその分アップするかと言えばもちろんそんなに簡単なものではありません。
確かに1回目、2回目の転職において年収がアップすることはよくあります。しかし3回目、4回目…と転職を繰り返すごとに、『転職が多い薬剤師。どうせすぐに辞める』というレッテルを貼られてしまい、あまり高額の年収を提示してくれない可能性も出てきます。もちろん転職理由にもよるかとは思いますが・・・。
よほどタイミングがうまく合えば年収アップすることも可能だとは思いますが、薬剤師であっても転職を繰り返すことで不利な状況に陥ってしまう恐れもあります。
やはり「ダメならまた転職すればいいや」という考えではなく、じっくりとこれから長い間身を置くことのできる会社を選んでいただくことが最も大切なのではないでしょうか。
これらのことを踏まえて、年収アップに有利なのが転職なのか、現在の職場での昇給なのかをじっくりと見極めていただき、転職しようと判断されるのであれば将来の昇給も見越して検討していただけると良いのではないかと思います。
いかがでしたでしょうか。
みなさんの目指す方向性によっても選択肢は異なると思いますが、参考にしていただくことはできましたでしょうか。
いずれにしても将来的な昇給も視野に入れていただいた上で転職すべきかどうか慎重に考えていただければと思います。
現状、ご自身がどのようなポジションに居るのか、転職した場合どのようなポジションになり将来的にどのような展開が期待できるのか、情報を得る為に転職エージェントに相談してみるのも一つの手です。
転職エージェントは求人を探す為だけのものではありません。ご自身の置かれている状況を客観的に確認したり、周囲の情報を得る為に上手く活用してみてください。