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門前薬局と面分業薬局の求人。転職で選ぶなら・・・
薬剤師の就職先として現在最もポピュラーなのが、調剤薬局です。
単純な医薬分業から、現在では「地域密着型」「かかりつけ薬局」という考え方が出始めて、従来の門前薬局とは違う、面分業薬局のスタイルを取る薬局が出てきています。
従来通りの門前薬局、新しいスタイルの面分業薬局の特徴や求人内容などについて触れてみたいと思います!
門前薬局への転職
門前薬局はある特定の医療機関からの処方せんを中心に受け付けることを目的としており、その医療機関の近隣に位置しています。
大学病院など基幹病院から個人病院まで様々ですが、当然医薬分業を行っている医薬機関の近くのみに存在します。
その性質上、門前病院の処方せんの内容にしか触れることができないため場合によっては知識が限られてしまいます。
逆に、調剤薬局未経験の薬剤師でも働きやすいとも言えるでしょう。
忙しさや内容の難しさは門前病院の規模によりますので、大規模な病院の門前薬局は目が回るほどの忙しさということも少なくありません。
面分業薬局への転職
面分業薬局は特定の医療機関の処方せんだけを目的とせず、その場所も医療機関の近くとは限りません。
住宅街に存在することもありますが、現在存在する面分業薬局はショッピングモールの中などにある場合が多いようです。
患者さんが「病院に近いから」と言う理由ではなく薬局を選択し、様々な医療機関の処方せんをほとんど全て一つの薬局に持参することで「かかりつけ薬局」としての機能を果たすことができやすくなります。
門前薬局に比べて1日の受付処方せん枚数が少ないため、薬剤師の人数は少なくなってしまいます。
その上、様々な医療機関の処方せんが持ち込まれるため色々な診療科や薬の知識が必要とされる可能性があります。
その分、門前薬局よりはゆったりと働けることが多いでしょう。
特定の医療機関から処方せんを受けるわけではないので、処方せんに載っている薬がないことも多くなってしまいます。
そのような場合に患者さんへの対応をしっかりとできるコミュニケーション力も必要です。
結局どっちが良いの?
どちらも一長一短あります。
門前薬局は知識が片寄る可能性があると言えど、総合病院の門前薬局であれば様々な知識がつけられますし、チェーン薬局ならある程度の知識がついたところで異動をすれば問題ありません。
面分業薬局は知識が必要ではありますが、ショッピングモールの中などにあるため薬を受けとるまで買い物をしていてくれる患者さんがほとんどです。
もし、わからないことがあればその間に調べることが可能です。
薬の欠品についても面分業薬局をいつも利用している患者さんは理解があることが多く、それほど問題にはなりません。
どちらが良い、悪いということはないので様々な条件を比較して自分に合った薬局を見つけることができると良いですね。
門前薬局と面分業薬局は同じ調剤薬局でありながら、1日の仕事の内容はかなり異なります。
どちらが合っているかわからないと言う場合には、少し時間を長めに見学をさせてもらうことで働き方や過ごし方が見えてきて転職活動の判断材料になると思いますよ。
門前薬局や面分業薬局など調剤薬局への転職を検討している方は、数ある転職エージェントの中でも調剤薬局の求人が充実している転職エージェットを選ぶようにしてください。
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