転職お祝い金やギフトを貰う為に薬剤師転職サイトを利用するのはあり?

求人サイトや人材紹介のWebサイトを見ていると「●●キャンペーン」というのを目にしませんか?

サービスに登録するとクオカードや図書カード、転職が成功した場合には多額の転職祝い金が貰えるものがありますよね。様々なギフトが貰えるこのようなキャンペーンは魅力的ですが、それを目当てで転職サービスに登録しても良いのでしょうか。

1.登録キャンペーンを行っているのはなぜ?

求人サイトや人材紹介で、登録者を集めるためにキャンペーンを行うのは、皆さんご承知の通り登録者数を増やすためです。

求人サイトや人材紹介で登録者数を増やすと、求人を出してほしい企業に「弊社は他社よりも登録者が多いですよ」とアピールができるというメリットがあります。求人を出す企業としても、良い人材がいないところに求人を出しても意味がありません。

しかし、どこに企業にとって良い人材がいるかわかりません。そこで、目安になるのが登録者数です。

求人を出す企業は、登録者数が多ければ多いほど良い人材がいる可能性が高くなると考え、「このサービスに求人を出そう」と決めます。

そこで、良い人材が採用できれば引き続き企業に求人を出してもらうことができ、転職希望者にとっても「あの会社が求人を出しているからこのサイトに登録しよう」とか、「●●さんが良い企業に転職できたから、あの人材紹介に登録しよう」という、良い循環が生まれるのです。

特に薬剤師をターゲットにした求人サイトや人材紹介は歴史が浅いこともあり、全国の薬剤師を求めている企業や薬局、病院などの求人を集めきれていません。

そのため、このサイトや人材紹介を利用すれば良い人材を採用できますよ、という実績を作るために様々なキャンペーンを実施しています。

2.転職お祝い金キャンペーンを行っているのはなぜ?

転職支度金、転職支援金、転職お祝い金など名称は様々ですが、そのサービスを利用して転職が成功した場合、数万円のお祝い金が貰えるキャンペーンを行っている薬剤師転職サイトもあります。多いところだと60万円貰えるなんてサービスもあったりしますが、なぜそのようなキャンペーンを実施することが可能なのでしょうか?

これらの転職祝い金の制度を実施しているサービスでは、広告費を抑えて、その分を利用者に還元すると謳っています。

確かに薬剤師転職サイトは乱立しており、とても競争の激しい業界ですので、そこで費やされている広告費は想像を絶する金額です。広告で集客するよりも、転職祝い金が貰えることを口コミで拡散して貰い利用者を増やすという戦略ですね。

このようなキャンペーンを行っているのは基本的には大手サービス以外の中小企業によるサービスが多いようです。大手のように湯水のごとく広告費を使うことができない為、別のアプローチを試みているということです。

転職祝い金が貰えるサービスを利用することは決して悪い事ではありませんが、あくまで理想とする職場へ転職することが最優先であり、転職お祝い金はオマケです。オマケでご自身が働く職場を、人生を決めることが無いよう気をつけましょう。

3.薬剤師転職サイトの賢い利用方法とは?

一番良いのは自分が希望する転職先の求人を多く掲載しているサイトや、人材紹介に登録することです。

薬剤師専門の求人サイトや人材紹介が多く出てきていますが、求人数が少なかったり、ドラッグストアの求人ばかりであったり、地方の求人しか勧められないなど、求人サイトや人材紹介には特性があります。求人サイトや人材紹介に登録する時にはキャンペーンに気を取られずに、まずキャリアの棚卸しと転職先の希望条件について整理しましょう。

自分がどんな仕事をしたいのか、どんな勤務条件で働きたいのか。

転職をするからには、前(現在)の職場で自分の求めるものとの相違があって転職を決意したのですから、今度は同じような目に合わないようにしなければなりません。そのためには、どんな条件をつければ良いのかをしっかり考えましょう。

キャリアの棚卸しと転職先の希望条件について整理をする際には、頭で考えずに紙に書いて行うと、転職活動の方向性が見えてきます。

自分の転職活動の方向性がわかったら、各求人サイトや人材紹介について調べ、そのうえで転職祝いが貰える転職サービスに、自分が希望する求人が多くあるのであれば登録をして積極的に転職活動を行いましょう。

病院への転職:気になる年収と病院における薬剤師の仕事とは?

薬剤師としての資格を存分に活かせる仕事がしたい、と考えると病院薬剤師としての仕事が思い浮かぶでしょう。しかし、ドラッグストアや調剤薬局とは、どんな仕事の違いがあるのでしょうか。

今回は病院薬剤師の仕事をご紹介いたします。

1.病院薬剤師の実際のお仕事とは?

病棟の巡回

週に1度は入院している患者さんの全員の様子を診て回ります。医師や看護師、リハビリ担当などと一緒に回ることもあれば、時間が開いた時に薬剤師1人で行くこともあります。

患者さんのベットサイドへ行き実際にコミュニケーションを取りながら把握します。投薬後の体調や副作用が出ている場合は辛くないか、他の薬で抑えることができないか話すこともあります。

薬の情報提供

患者さんに薬の説明を行うのはもちろん、新薬に関する情報を看護師や医師と共有します。病院によっては制約会社のMRと共同で勉強会を実施することもあります。

院内処方や化学療法室、病棟で使用する薬の準備

処方箋の内容により院外ではなく院内処方が出た時は処方箋鑑査、調剤、服薬指導等を行います。

ガン等で化学療法を通院で行っている患者さんの場合、副作用や体調により投与する量が変わるため、医師と相談しながら薬剤の準備をしまいます。

また、病棟で使用する内服薬、高カロリー輸液(IVH)や、抗ガン剤の調合や注射剤の準備を行います。

病棟の患者さんには手術などの治療後の人もいます。治療後の日数に応じて投薬する薬の種類や量が変わることもあるため、間違いのないように確認をしながら調合していきます。

特に、注射剤は内服薬よりも副作用が出やすいため、より慎重に投与量や投与経路を確認・検討します。

また、医師と協議して血中濃度に基づいた薬剤治療モニタリング(TDM)を行います

同じ薬でも副作用が出てしまう患者さんがいるため、その患者さんに合った薬の量を計算して医師に提案することもあります。

薬剤課カンファレンス/ミーティング

薬剤課全体でミーティングを行い、患者さんの状態や薬に関する情報の共有、業務改善について話し合います。

薬剤課カンファレンスとは別に、他の病棟の薬剤師とは1週間ごとに情報の共有を行います。

委員会活動

病院の中には様々な委員会が設置されています。

例えば、感染症対策委員会、輸血委員会、接遇員会、診療報酬委員会、個人情報保護委員会などがあり、治療に関するものから病院経営に関するものまで様々あります。

指導記録の入力

患者さんの情報を入力します。バイタル、検査数値、話した内容を記録して医師や看護師等と共有します。

病院薬剤師の年収は?

  • 未経験者(新卒レベル)で400万~650万
  • 経験者で550万~800万

大学病院の初任給は公立で25万、私立で25万と一般よりも低めですが、勤続年数に応じてアップしていきます。公立病院の場合は公務員扱いのため、給与体形は私立よりも良くなりますし、退職後の恩給もあります。

薬剤師の年収につきましては「2017年厚生労働省発表データで見る薬剤師の平均年収・給料」でも触れていますので宜しければご覧ください。