薬キャリを通じて新型コロナウィルスの影響と薬剤師の転職環境の変化を実感。

転職前(休職前)の職場と仕事内容について教えてください。

私は転職する前も、転職後と同じく派遣薬剤師として保険調剤薬局で働いていました。毎日の仕事としては、主に外来業務を中心に担当していました。
具体的には、受付で患者さんの処方箋を応需し、処方内容に基づいて調剤、監査、疑義照会、投薬、薬歴記載が主な仕事です。お昼など、空いた時間には予製作成や監査を行いながら患者さんを待ちます。
予製は、一包化や半錠など、あらかじめ処方が繰り返されると予想されるセットを作っておく作業になります。

転職(又は復帰)をしようと思ったきっかけを教えてください。

もともとの職を気に入っていたので、自分自身から転職のアクションを起こすつもりはなかったのですが、昨年の新型コロナウィルスの影響で、転職を考えないといけなくなりました。
昨年は全国的に派遣薬剤師の求人がなくなる事態に陥りました。派遣薬剤師は、契約が打ち切りなってしまうと派遣を続けることは出来ませんので、正社員やパート薬剤師等直接雇用に切り替えることになります。
そのような状況のため、仕方ない状況の中で、雇用形態の変更をするために転職しました。

薬キャリを登録利用した転職活動はどうでしたか？

私は、求人数の多い転職エージェントなら求人もまだあるのではないかと思い、薬キャリに登録しました。登録すると、早速翌日に女性の担当者からご挨拶の電話と、すでに登録しておいた条件に合った勤務先の情報をメールでまとめて送ってくれました。担当者の方は、すごくコミュニケーション能力が高いなと思い、こちらの言葉にしにくい要望も洗い出してくれる感じで、安心して転職活動を任せられました。
とにかくスピーディーな対応だったのが好印象です。１日でも早く次の派遣先を決めたかった私にはありがたかったことを覚えています。その後も新規情報が入り次第こまめに連絡くれて安心できました。 薬キャリは薬剤師登録者数No.1というだけあって、求人数も多く、期待どおりでした。専任の担当さんは薬剤師の転職に長く携わっているとのことで業界にも詳しかったです。当時の薬剤師の求人動向、採用の流れや、今後の動向（コロナ収束後を見越して）についても意見を聞かせてくれました。今後の自分自身の勤務のあり方を落ち着いて考えることができましたし、専門アドバイザーの意見はとても参考になりました。
担当者は登録〜入社までを担当する方と、入社、就労後の担当者がバトンタッチで代わります。担当者が変わっても、申し送りはきちんとされていましたので問題なかったです。
残念な点は、エムスリーキャリアでは電話応対のみで、対面での面談をしていないということです。会社の方針とのことなので仕方ないですし、フォローも十分なので問題はないのですが、やはり、担当者と顔を合わせての面談はしたかったなと思いました。実際、私のまわりでは対面での面談があった方がいいと考える薬剤師が多いです。ただ、新型コロナウイルスの影響で、リモート会議なども定着していますので、現在や今後はweb面談等が利用できるかもしれません。

転職後の職場と現在の状況について教えてください。

私は調剤薬局での経験を活かして、今回もクリニック門前での調剤薬局に就職しました。
会社が変わっても薬局での業務と言うのは基本的にはみんな似ているので、ベースは今までの知識をもとに対応できています。日々の仕事内容は、外来業務に加え、発注業務や在庫管理業務等、バックヤードの業務を担当するようになった点が転職前と違っているかと思います。
現在の職場には満足していますのでしばらく転職の予定はありませんが、薬キャリで新規の求人が出たら連絡してもらっています。

転職をしてみて感じたこと、学んだことを教えてください。

今回の転職を通じて1番感じた事は、薬剤師の転職の温度感が数年前とは違ってきていると痛感したことです。
以前は薬剤師がもっと転職しやすい、売り手市場だったけれども、情勢が変わってきているようです。
なかなかいい求人が落ちてなくて苦戦してしまいました。そこで、転職エージェントの膨大な情報量という強みを活かして、薬剤師の転職活動をバックアップしてもらう環境がすごく大事になってくると思います。
薬キャリは求人数、薬剤師登録者数が多いのでその点が良かったと思います。