みなさんも実際に経験はありませんか?
入社してきたと思ったら、1年も経たずに辞めてしまった薬剤師の方を見られたことって・・・。人によっては1人や2人ではなく、「5~6人はそんな薬剤師見てきたよ」という方もいらっしゃるでしょう。
理由はそれぞれ違えども『1年も経たずに辞めてしまう薬剤師=転職に失敗した薬剤師』ということができますよね。もちろん転職を繰り返したいと思っているわけではないんでしょうけど、なぜそうなってしまうのでしょうか。
今回は転職に失敗する薬剤師の行動パターンから、転職成功に必要なコツについて考えていきたいと思います。
まず、転職をしてきたということは、前職で何かしらの不満があり、それに耐えられなくなって退社を決意したという方が大半を占めているということが考えられるでしょう。つまり、退社に至るには必ず原因があるのです。対人トラブルや仕事内容、給与に対する不満などなど…。数え上げればキリがありませんが、少なくとも「転職先では同じ過ちを繰り返したくない」と思いながら入社して来られるはずです。
ただし入社してすぐに辞めてしまわれる方が非常に多いのもまた事実です。いったいどこに原因があるのでしょうか・・・?
それは他でもない、転職者自身に問題がある場合がほとんどです。自らその職場に馴染む努力をせずに、「聞いていたのと違う!」「普通はこうするのに何でここではできていないんだ!」「この会社はおかしい!」というように、あくまで自分基準で考えて発言や行動を起こし、早々に退社の決断をしてしまうのです。
そのような考えで行動や発言をしてしまっては、それまでその職場で懸命に働いてこられた方と溝ができてしまいます。
このような流れで退社をされてしまうと、次の職場でも同じような過ちを犯し、あちこち転々と転職を繰り返してしまうような薬剤師になってしまうのです。
それではどのようにすれば転職に失敗しないのでしょうか。転職に成功するための3つのコツをお話ししていきたいと思います!
人によって気になることは違いますよね。でも実際に聞かなければ相手もわかりません。「え?聞いてなかったよ」ということが極力無いように気になることは入社前にしっかりと確認をしましょう。
ただし、必ず「思っていたのと違う」ということは少なからず出てくるものです。それを現場で一緒に働いているスタッフの方に対してあまり文句のような形で言わないようにすることも大切です。その場で働かれている方は、その「思っていたのと違う」という条件で日々働かれているのです。そんな方たちの立場や状況をあまり考えずに思ったままに発言してしまうと『自分勝手な人』というレッテルを貼られることになってしまいかねません。
その職場に馴染むまでは「おかしい」と感じるようなことも想定内とした上で、ある程度は胸の中にしまいつつ、我慢する時間も必要なのです。
もちろん年収や勤務条件など、細かい条件面の話をしっかりとしておくことは大切です。
しかし、すべてが自分の思い通りに行くと思わないことも必要です。みんながみんな自分の意見を押し通し、すべての願いを叶えていては企業は成り立ちません。ある程度みんなが譲り合って、より良い形でルールを作っていくことが大切なのです。「この人、自分ばっかり」と思われるような行動や言動を繰り返していると、信頼関係も構築されずに、居づらくなってしまい、退職を余儀なくされるような状況になることも考えられます
そしてその職場に馴染もうと努力をすることも大切です。いろんな意見を持っているのは良いことなのですが、あまり意見ばかりしていても信頼関係はできていきません。協調性はとても大切です。
みなさんがどのような人間性の方で、どんな考え方の人なのか。そこを理解してもらった上で信頼関係を築いていくことが最も大切なことなのではないでしょうか。
信頼関係さえできればそこからいろいろと変化を起こしていくことは可能なのです。
いかがでしたでしょうか?
新しい環境においては想定外のことは起こるもの。そしてその新しい環境に馴染むためにみなさんが努力をすることもとても大切なのです。
しかし、残念ながら会社側・職場側に問題があるというケースもあります。そういった会社へ転職してしまうリスクを下げる為にも転職活動中は徹底的に情報を集めることが大切です。会社情報の収集ツールとして転職エージェントを活用してみましょう。求人情報だけ貰って安心しないようにしてください。