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認定薬剤師・専門薬剤師の資格(23種類)でスキルアップ&収入アップ

薬剤師としてのスキルを磨き、将来的な収入アップを確実なものにしたいと考えている方も多いのでは無いでしょうか?スキルアップといっても様々ですが、今回は注目度が高いの認定薬剤師、専門薬剤師という資格を一覧形式でご紹介します。
資格に拘らずに、ご自身で何らかの目標を立ててコツコツと努力するのも一つの手ですが、長続きしないことに加えて、独自に身につけた知識は偏っていたり他の人に伝わりにくいという難点もあります。
認定薬剤師、専門薬剤師といった資格は国家資格ではありませんが、日本医療薬学会、日本病院薬剤師会、日本生薬学会といった学会が実施しており、特定の医療分野において高度な知識や技量、経験を有することを認定する制度となっています。
認定薬剤師、専門薬剤師はキャリアップを目指す薬剤師の方にとっては見過ごせない資格であると言っても良いでしょう。

認定薬剤師・専門薬剤師 [もくじ]

認定薬剤師とは?取得方法は?

高度化・専門化した薬学に対応するべく、各専門分野において高度な知識や経験を持つ薬剤師を認定する制度です。国家資格ではありませんが、薬学系の団体・学会が認定していますので、資格商売のようなものではなく、薬剤師としてのスキルの高さを客観的に証明できる内容となっています。
認定薬剤師には専門分野ごとにさまざまな制度の資格が存在し、認定を行っている団体や学会も異なります。資格の種類については後述の認定薬剤師の種類で紹介します。
それぞれの認定薬剤師の資格を取得するには、一定期間の研修と単位の取得、その後に行われる試験の合格が必要となり、他にも実務経験や症例報告などが求められるものもあります。
注意が必要なのは認定薬剤師には有効期限があるという点です。有効期限は資格によって異なりますが、3年前後のものが多く、更新には研修による単位取得などが必要となります。国家資格である薬剤師の資格は1度取得すれば基本的に生涯有効ですが、より高い専門性や実践的なスキルが求められる認定薬剤師では、このような更新制となっています。苦労して認定薬剤師の資格を手に入れても、何もせずに放置していれば失効してしまうという点は覚えておいてください。

専門薬剤師とは?取得方法は?

専門薬剤師は認定薬剤師よりもより深い知識と鍛錬されたスキルが求められる資格で、専門分野における実践的な活動に加えて、指導的役割や研究活動も行うことが出来る薬剤師を認定する制度です。
認定薬剤師は各専門領域での実務経験や実績、そして一定期間の研修で知識と技能を高め、最終的に試験に合格した者が認定される資格でしたが、専門薬剤師はここがスタートラインとなります。つまり、専門薬剤師になる為には、まず認定薬剤師の資格を得る必要があるということです。
認定薬剤師の資格を得てから専門薬剤師を目指す事になりますが、専門薬剤師の試験以外にも、病院長あるいは施設長等の推薦、学会発表回数、国際的・全国的な学会誌・学術雑誌に学術論文が掲載された回数など申請に必要な条件が非常に高い内容となっています。専門薬剤師は確実にキャリアアップに繋がる資格ではありますが、学会での研究発表が前提となっていますので、大学病院や高度な医療施設で働いている方でないとチャレンジするのは難しいかもしれません。
ハードルが非常に高い分、資格を保有している人も少なく、本当のトップレベルの薬剤師だけが持つ希少性の高い資格と言って良いでしょう。

認定薬剤師の資格を取得するメリット

認定薬剤師の資格は試験さえ受かれば取得できる一般的な資格とは異なり、実務経験だけでなく、指定されたワークショップや講習会、研修を受けた受けで、認定試験に合格する必要があります。認定を受けるまで、時間は勿論、お金も手間も掛かりますし、認定を受けた後は一定期間ごとに更新を行う必要があります。さらに専門薬剤師の資格の取得は認定薬剤師を取得した者しかチャレンジすることが出来ず、より高度な知識・専門性が求められます。では、何故そこまでして資格取得にこだわる必要があるのでしょうか?

一つ目のメリットは薬剤師としての知識・スキルを体系的に学ぶ事が出来、専門性を極めることが出来るという点です。新卒で働き始めた頃は、必死で仕事を覚えて知識や経験を吸収しているという実感があった方でも、同じ職場で同じ仕事を何年も続けていると仕事に慣れてしまい、経験を積み重ねて成長しているという実感が得られなくなってしまうことがあります。「昨年と何も変わっていないのではないか」「薬剤師としてこのままで良いのだろうか」「今の職場で働き続けて大丈夫だろうか」といった悩みは、ご自身を不安にさせ、働く事に対する意欲や活力を徐々に奪っていってしまいます。向上心はあるけど、具体的にどうしたら良いか分からないという方はこれらの資格に注目してみましょう。より専門的な知識を体系的に吸収できるだけでなく、業界でも認められている資格ですので、取得できれば同僚は勿論、医師や看護師とった医療機関のスタッフからも薬学のスペシャリストとして信頼が得られるようになります。

2つ目のメリットは収入面です。これは働いている環境に依存する部分ですので、資格を取得すればすぐに収入が上がるという訳ではありませんが、高度な知識や技量、経験を持っていることを業界として認めた資格ですので、これらの資格を持っていればあなたに対する評価がアップすることは間違いありません。もし、今の職場での収入が変わらなかったとしても、高度な専門知識を持った薬剤師は様々な場所で求められています。より条件の良い職場への転職を実現してくれることでしょう。

ニーズが見込まれる認定薬剤師の資格17種

ここでは認定薬剤師の資格の中でもニーズが高いと思われる17種類の資格を認定団体別にご紹介します。一括りに認定薬剤師といっても、認定団体や資格によって申請に必要な条件や資格、費用、研修内容、試験の有無は異なります。取得難易度もほぼ全員が取得できるものから、非常に高いハードルが設けられているものまで様々です。
ご自身の現在の状況、将来の展望を踏まえた上でじっくりと検討してみてください。

日本医療薬学会

日本医療薬学会
http://www.jsphcs.jp/

日本医療薬学会認定薬剤師

日本医療薬学会認定薬剤師は薬学のスペシャリストとして広範にわたる知識と確かな技術を備えた薬剤師を認定する制度です。高度化・複雑化する医療業界において、安全な薬物医療の提供と医療薬学の普及を図ることを目的として設定された資格ですが、取得に関する条件が厳しく、認定薬剤師の中でも取得難易度が高い資格となっています。研修や試験以外にも学会発表や論文掲載などが求められますので、取得を検討している方は事前に公式サイトで条件を確認しておきましょう。

日本病院薬剤師会

日本病院薬剤師会
http://www.jshp.or.jp/

がん薬物療法認定薬剤師

がん薬物療法認定薬剤師はがんの薬物療法に関する高度な知識や技術を用いて、質の高い薬剤業務を実践することができる薬剤師を認定する制度です。
目覚ましい進化を遂げているがん治療の分野では、がんの薬物療法に関する高度な知識と経験を持った薬剤師が求められています。この資格があれば、働いている医療施設・病院で高度ながんの薬物療法に関する知識を患者さんに対して提供できるようになるため、認定薬剤師の中でも保有者が多い資格となっています。

感染制御認定薬剤師

感染制御認定薬剤師は患者さんが安心して安全な治療を受けることができるように、感染制御に関する知識や技術を備えた薬剤師を認定する制度です。消毒薬や抗生剤といった感染制御に用いる薬剤は、種類が多く扱いも難しいが難しいものです。感染制御認定薬剤師になれば、感染治療や院内の安全な環境づくりにも貢献できるようになりますので、勤務先でも重宝される資格の一つです。

精神科薬物療法認定薬剤師

精神科薬物療法認定薬剤師は精神科薬物療法に関する高度な知識と技術を用いて、精神疾患の患者さんの治療と社会復帰に貢献できる薬剤師を育成する目的で作られた制度です。精神疾患は画像診断などのデータでは症状を正確に把握することが難しく、その治療方法も薬物療法が中心となる為、精神科薬物療法における高度な知識と確かな経験を持ち合わせた薬剤師が必要とされます。ストレス社会とも呼ばれる現代ですので、精神科薬物療法認定薬剤師に対するニーズは今後も高まっていくものと予想できます。

妊婦・授乳婦薬物療法認定薬剤師

妊婦・授乳婦専門薬剤師は妊婦さんや授乳期のママに用いる薬物療法に関する高度な知識や技術をもった薬剤師を認定する制度です。妊婦さんや授乳期のママは治験などへの参加が基本的に認められていない為、情報が十分であるとは言えず、服薬による効果や副作用が正しく把握されていないケースもあります。そんな現状において、適切な服薬や断薬の正確な情報提供の役割を担うのが妊婦・授乳婦薬物療法認定薬剤師です。薬が及ぼす赤ちゃんへの影響ついて最新の正確な知識が身についていれば、産婦人科や小児科で重宝されることは勿論、調剤薬局やドラッグストアの店頭で直接相談された際にも適切なアドバイスをすることが出来るようになります。

HIV感染症薬物療法認定薬剤師

HIV感染症薬物療法認定薬剤師は、HIV感染症の薬物療法に関する高度な知識、技術、倫理観を備え、患者さんの意思を尊重した上で有効な薬物療法を安全に行うことが出来る薬剤師を育成する目的で設定された資格です。HIV感染症の治療は飛躍的に進歩していますが、HIV感染者は毎年確実に増えており、身近な病気となりつつあります。しかし、HIV感染症の治療に用いられる薬剤は大きな副作用が生じるものも多く、薬物療法を安全に行う為にはHIV感染症に関する高度な薬学知識が必要になります。HIV感染症薬物療法認定薬剤師の資格を取得すれば、HIV感染症薬物療法のスペシャリストとしてHIV感染症の患者さんに対して服薬のサポートが出来るようになります。病院や調剤薬局で重宝されるのは勿論ですが、講演などの啓蒙活動の場でも活躍が期待されるのではないでしょうか。

日本臨床腫瘍薬学会

日本臨床腫瘍薬学会
https://jaspo-oncology.org/

外来がん治療認定薬剤師

外来がん治療認定薬剤師は、外来でのがん治療を安全に行うための知識や技術を習得した薬剤師を認定する制度です。日本人の2人に1人はガンにかかると言われている今日ですが、がん治療は確実に進化しており、入院ではなく外来でがん治療を受ける患者さんも増えています。外来によるがん治療は薬物治療が中心となりますが、がん治療に用いられる薬は副作用も多く、その投与方法や服用の仕方は複雑です。外来がん治療認定薬剤師は、外来に特化したがん治療のスペシャリストとして、病院や調剤薬局は勿論、地域医療において、患者さんととその家族をトータルサポートできる薬剤師としての活躍が期待されています。がん治療の分野では「がん薬物療法認定薬剤師」という資格もありますので、合わせてチェックしておきましょう。

日本臨床救急医学会

日本臨床救急医学会
http://jsem.me/

救急認定薬剤師

救急認定薬剤師は救急医療における薬物療法に関する高度な知識や技術、倫理観を備えた薬剤師を認定する制度です。救急医療の現場では医師や看護師といった対応スタッフの不足が問題となっていますが、救急医療に対応できる高い知識とスキルを持った薬剤師も同様に不足しているのが現状です。救命救急の現場では、患者さんの容態も刻々と変化していきます。そのような状況に対して、迅速かつ適切に対応できる高い専門性を持った薬剤師の存在が求められています。近年では救命救急に対応した病院の数も増えてきていますので、救急認定薬剤師が活躍する場は今後も益々増えていくものと考えられています。

日本緩和医療薬学会

日本緩和医療薬学会
http://jpps.umin.jp/

緩和薬物療法認定薬剤師

緩和薬物療法認定薬剤師は緩和薬物療法に関する知識と技術の向上、がん医療の均てん化に対応できる人材の育成を目指して設定された制度で、緩和薬物療法に貢献できる知識・技能・態度を持った薬剤師を緩和薬物療法認定薬剤師として認定しています。主にがん治療における現場で、緩和薬物療法のスペシャリストとして緩和医療チームに参加し、投薬による治療方法の検討、薬の管理といった役割を担うことになります。比較的人気のある資格ですが、高度な知識や豊富な経験が必要とされる為、他の認定薬剤師の資格と比較すると認定条件が高めに設定されています。

麻薬教育認定薬剤師

麻薬教育認定薬剤師は麻薬乱用防止、医療用麻薬の適正使用に関する知識と技術を有した薬剤師を認定する制度です。発足して間もないこともあり、まだあまり認知されていないのが難点ですが、緩和薬物療法認定薬剤師と同様に、医療用麻薬のスペシャリストとしてがんの緩和治療の現場などでの活躍が期待されている資格です。

日本化学療法学会

日本化学療法学会
http://www.chemotherapy.or.jp/

抗菌化学療法認定薬剤師

抗菌化学療法認定薬剤師は抗ウイルス薬や抗真菌薬等を用いた抗菌化学療法に関する十分な知識・技能を有する薬剤師を認定する制度です。従来の薬剤師は医師に対して抗菌薬の投与設計をアドバイスするというポジションでしたが、抗菌化学療法認定薬剤師では抗菌薬のスペシャリストとして、チームの一員として治療する、症状に対して適切な抗菌薬を選択し、どのように使っていくのかを提案するといった役割が期待されています。活躍の場は大学病院だけに限定されることなく、今後はあらゆる医療施設で重要な役割を担っていくと考えられています。

日本薬剤師研修センター

日本薬剤師研修センター
http://www.jpec.or.jp/

研修認定薬剤師

研修認定薬剤師は幅広い薬学全般の知識・スキルを持っている薬剤師の客観的な証明となる資格です。認定薬剤師の中でもっともポピュラーな生涯研修系資格で、薬剤師の約7人に1人がこの資格を保有しています。しっかりと研修さえ受けていれば、試験無しで取得できますので、取得難易度という点でも認定薬剤師の中ではハードルが低く取得しやすい内容となっています。研修認定薬剤師を取得することで、薬学全般の知識が身につきますので、薬剤師として自信を持って医療関係者や患者さんに接することが出来るようになることでしょう。また、かかりつけ薬剤師となる為に必要な資格である点、専門分野系資格でも研修認定薬剤師の資格を必須条件に挙げているものが多いことから、キャリアアップを目指す方にとっては必須とも言える資格となっています。

漢方薬・生薬認定薬剤師

漢方薬・生薬認定薬剤師は,漢方薬・生薬に関する専門的知識を修得し、その能力と適性を備えた薬剤師を認定する制度です。日本薬剤師研修センターと日本生薬学会が合同で平成12年にスタートしました。漢方薬・生薬認定薬剤師は専門分野系の中では取得者が非常多く人気の資格です。人気の理由としては、合格率が高く取得しやすい資格ということもありますが、やはり体質改善や自然治癒力向上といった漢方の魅力に興味を持たれる方が多いようです。漢方には処方せんに基づいて調剤薬局で出される医療用漢方とドラッグストア等で誰でも購入できる一般用漢方がありますが、漢方薬・生薬認定薬剤師の資格で漢方薬や生薬の正しい知識を身につけていれば、患者さんからも雇用主からも重宝されることでしょう。

小児薬物療法認定薬剤師

小児薬物療法認定薬剤師は小児科領域における薬物治療の高度な知識と適正を備え、小児に対してだけでなく、保護者の方に対しても適切な服薬アドバイスが出来る薬剤師を認定する制度です。小児の服薬指導全般に加えて、乳哺育の意義や母乳への薬剤移行に関する情報を妊婦さんや授乳中のママさんにアドバイスしたり、用法や安全性のデータが少ない未承認薬、適応外薬使用の適切なアドバイスを行うといった役割も担う事になります。病院での医療チームの一員としては勿論、調剤薬局での服薬指導、ドラッグストアでの相談の窓口、保育園・幼稚園・学校など地域における小児医療への貢献など、小児が居る様々なシーンでの活躍が期待されています。

日本プライマリ・ケア連合学会

日本プライマリ・ケア連合学会
http://www.primary-care.or.jp/

プライマリ・ケア認定薬剤師

プライマリ・ケアとは、幅広く国民の健康福祉に関わるあらゆる問題を総合的な解決を目指す地域での実践活動・ヘルスケアサービス、つまり総合医療サービスのことを指します。プライマリ・ケア認定薬剤師はプライマリ・ケアの知識、技能および態度を修得した薬剤師を認定する制度です。何かの専門分野や特定の目的に特化した認定資格と比較するとやや漠然としているような印象を受けるかも知れませんが、薬のスペシャリストとして、地域医療やかかりつけ薬局といった身近な医療の現場での活躍が期待されている資格です。まだ認定者が少なく、認知度も高いとは言えませんが、総合的な知識を養いたい方には是非注目して頂きたい資格の一つです。

日本在宅薬学会

日本在宅薬学会
http://jahcp.org/

在宅療養支援認定薬剤師

在宅療養支援認定薬剤師は日本在宅薬学会が提唱する「新しい医療環境の創造」に向けて 在宅療養支援に関する知識、技能、態度を備えた薬剤師を認定する制度です。近年、患者さんに対するケアの形として、入院治療の他に、患者さんや家族の希望を尊重した在宅療養という選択肢が注目されています。在宅療養支援認定薬剤師は薬物療法のスペシャリストとして、患者さんの自宅や高齢者施設を訪問して服薬指導や相談に応じ、その状況を医師や看護師、ケアマネージャーにフィードバックしたり、改善点を提案する役割を担う事になります。今後は高齢化社会が進み、自宅や高齢者施設で療養する患者さんが増えることが予想されていますので、在宅療養支援認定薬剤師のニーズは益々高まるものと考えられています。

医薬品ライフタイムマネジメントセンター

医薬品ライフタイムマネジメントセンター
http://www.dlmc.jp/

DLM認定薬剤師

DLM(Drug Lifetime Management)は医薬品ライフタイムマネジメントのことを指し、医療用・一般用医薬品、特定保健用食品、健康食品及びサプリメントの適正使用とリスクマネジメントを実践することを意味します。DLM認定薬剤師はこれらを実践する知識と技術を習得し、保健衛生の向上に貢献できる薬剤師を育成することを目的に設定された資格です。DLM認定薬剤師の資格は試験が無く、研修だけで取得できるのが特徴で、医薬品や健康食品を安全かつ適切に使用する正しい知識が身につきます。患者さんやお客さんに質問された際に自信を持って答えられるようになりますので、調剤薬局やドラッグストアで勤務されている方は是非チェックしてみてください。

より高度なスキルを認定する専門薬剤師の資格一覧

専門薬剤師は前述の通り、認定薬剤師取得後のステップアップとして設定されている資格で、より高度な知識とスキルに加えて実績も求められます。詳細は各団体・学会のWEBサイトを参照して頂くとして、ここでは概要だけまとめておきます。

がん専門薬剤師 (日本医療薬学会)

がん薬物療法等について高度な知識・技術と臨床経験を備え、医療現場において活躍しうるがん専門の薬剤師を認定する制度。

薬物療法専門薬剤師 (日本在宅薬学会)

幅広い領域の薬物療法において高い水準の知識、技術及び臨床能力を持ち、他の医療従事者と協働して薬物療法を実践することが出来る薬剤師を認定する制度。

感染制御専門薬剤師 (日本病院薬剤師会)

感染制御に関する高度な知識と技術を用いて質の高い感染制御活動を実践するとともに、研究活動及び指導的役割も担える薬剤師を認定する制度。

精神科専門薬剤師 (日本病院薬剤師会)

精神疾患の病態と患者特性及び向精神薬の薬理作用を十分理解し、高度な薬物療法に関する知識と多くの臨床経験を持ち、患者個々の症状や状況に合った薬物療法を医師、患者双方に提案できる薬剤師を認定する制度。

妊婦・授乳婦専門薬剤師 (日本病院薬剤師会)

妊娠や授乳期の薬に関する高度な知識を持ち、薬物療法のエキスパートとして医師と連携しながら、母体の健康や母乳保育のメリットについてアドバイスできる薬剤師を認定する制度。

HIV感染症専門薬剤師 (日本病院薬剤師会)

HIV感染症治療の薬物療法に関する高度な知識、技術、倫理観を備え、患者の意思を尊重し、HIV感染症に対する薬物療法を有効かつ安全に行うことが出来る薬剤師を認定する制度。

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