転職をお考えの薬剤師みなさんは、転職先について明確な希望条件を持たれていますか?
「何となく今よりも良い条件のところ」や「今の状況から抜け出せるのならどんなところでも良い」など、あやふやなまま転職活動を開始しようとされていませんか?
もしそのような状況ならちょっと危険ですよ。しっかりと事前に考えておかないと、転職先で不満に感じてしまうようなことが出てきてしまって、また転職しなければならないというような状況になってしまいかねません。
そこで今回は、事前に最低限考えておくべき薬剤師転職エージェントに伝える希望条件についてお話ししていきたいと思います。
まずはさっそくですが、紙とボールペンを用意してください。この記事を読んだあとだと開始するきっかけを失いかねませんので、まずは準備をしてください。
準備をしていただけましたら、まずは思いつくままに薬剤師の皆さんが転職先に希望される条件を紙に書いてみてください。とりあえず思いつくままにザ~っと書いてもらえればそれでOKです。
希望年収、週休2日、通勤にかかる時間、会社規模や店舗展開、営業時間や薬剤師の構成人数などなど…。書いていればいろんな条件が出てくることでしょう。
まずはこの作業をするかしないかで大きく転職活動の仕方が変わってきます。
ある程度紙に書いていただくことができましたでしょうか。
次は、『絶対に譲れない条件』にマーカーで線を引いてみてください。人によって違いはあると思いますが、できれば3つに引いてください。
そして次に赤のボールペンなどで『こうだったら良いなぁ』と思われるものにまた3つ線を引いてください。
これで作業自体は終わりです。意外と簡単に作業はできてしまいませんでしたか?
線の引いていない希望条件に関しては、それだけみなさんの中で優先順位が高くないものなのです。
これらの希望条件はあくまで参考程度に留めておくと良いでしょう。
あまりにも希望条件が多すぎるとかえって良い条件の職場は見つかりづらくなってしまうものですので、これ以上線を引くのは控えるようにしておいてくださいね。
このように希望条件というものは、しっかりと紙に書き出し整理しておかないと、転職エージェントとの話の中で惑わされてしまい、コロコロ変わってしまう可能性が出てきてしまうのです。
書いていただいたこの紙はご自身のゆるぎない希望条件となりますので、これをもっていざ転職活動に臨んでみてください。
さて、実際に転職活動を開始される際は、みなさんのこの紙を薬剤師転職エージェントに見せてみてください。
電話のみの薬剤師転職サイトもありますので、その際は紙を手元に置いてお話ししてみてください。
薬剤師転職エージェントによれば、「この条件はちょっと厳しいですね…」と言ってくる可能性もあります。
特に希望年収などでは高年収を提示すればするほどそのような反応をされることは少なくありません。
でもそれはあくまでその薬剤師転職エージェントの物差しで測っているに過ぎないのです。可能であれば他の薬剤師転職サイトのエージェントにも同じ条件の紙を見せて判断してもらってください。
そうすれば薬剤師転職サイトや薬剤師転職エージェントによって反応が全然違ってくることがおわかりいただけるのではないかと思います。
そのような理由からも、できれば少なくとも3つの薬剤師転職サイトに登録していただけると、実際にその希望条件が無謀な条件なのか、実現可能な条件なのか見えてくるはずです。
そんな中で、本当にみなさんの希望される条件に当てはまるような職場を探していけばいいというわけです。
このように、やはり事前にしっかりと最低限の希望条件を目に見える形で準備しておくことこそが大切であり、より良い転職先を探す第一歩となるでしょう。
いかがでしたでしょうか。
事前に最低限考えておくべき希望条件についてお話してきましたが参考にしていただくことはできましたでしょうか。
ぜひ転職活動を開始される前に『紙に書き出してみる』ということを実践していただき、目に見える形で転職活動をおこなうようにしてくださいね。