今回は転職の情報とは全く関係の無いお話です。閑話休題という事で興味がある方だけお読み頂ければと思います。
少し前になりますが、ビデオやゲームでお馴染みのゲオ(GEO)の通信販売を利用した時の話です。
ゲオの通販は過去に楽天支店などを何度か利用したことがあったのですが、2017年年末に公式インターネット通販「GEO-MART(ゲオオンラインストア)」がオープンし、結構安いという話を聞いていたので、試してみることにしました。
ゲオマート(ゲオオンラインストア)で販売されている中古のCDやDVD、ゲームをざっとチェックしてみたところ、確かに評判通り安い。扱っているのはソフトだけでなく、約5万円の50型4K対応テレビや、約8千円のSIMフリー格安スマホといった商品も販売されています。
最近の中古品のネット通販はAmazonの相場(中古価格+送料)を基準に値付けされているショップが多いなか、ゲオマートは独自の価格基準でAmazonよりも安いものがちらほらあり、見ているだけでも楽しめる感じです。
少し前に流行ったCDやDVDは1円~100円前後で多数販売されています。Amazonマーケットプレイスでも1円の中古品が多数されていますが、1品につき送料256円掛かりますので1円の商品を10個購入したとしても2570円になります。
しかし、ゲオマートはあくまで単独の通販ショップですので、送料は1品に対して掛かるのではなく、1注文に対してだけです。1円商品を10個購入しても10円+送料しか掛かりません。
レンタルするより圧倒的に安いしこれはいいぞーと以前から気になっていたDVDやCDをまとめて購入することにしました。
2,000円以上の注文で送料は無料
注文前にゲオマートの送料も確認しておこうとざっとページを見てみましたが、送料に関する記載がありません。ヘッダーなど目立つところに書いておいて欲しいなーと思いながら、ご利用ガイドのコンテンツをチェックしていくと送料が書いてありました。
送料 全国一律540円(税込)
スマホなどの精密機器も販売していることを考えると良心的な送料と言えるかもしれません。しかし、そのすぐ下には・・・・
との記載あり。商品そのものが安いことを考えると2,000円以上で送料無料はかなりお得な気がします。なぜもっと前面に押し出してプッシュしないのか不思議ですね。
取り敢えず、2,000円以上になるようにどんどんカートに商品を入れていきます。
システム上20点以上の買い物が出来ない?
1円やら10円やらの商品も結構あったので、2,000円を超える頃にはカートの中身は二十数点になっていました。適当なところで注文手続きに移ろうとカートを確認したところ・・・
一度に買い物かごへ入れられる商品明細は20種類までとなります。
お手数ですがいずれかの商品を買い物かごから削除し、商品の精算を完了した後に改めてご注文をお願い致します。
エラーメッセージです。「買い物かごへ入れられる商品明細は20種類まで」との事ですが、正確にはカートには入るものの、20点以下にしないと精算できなシステムのようです。
つまり、1回の注文で21点以上の商品は購入できないという事のようです。
お店としてみれば限定品でもない限り沢山売れた方が良い筈なので、何とも摩訶不思議なシステムです。というか購入する立場からすると不便極まりない。意味不明です。
後日、沢山購入できないようになっている理由を嫌という程思い知らされる訳ですが・・・
仕方なく、20点以下かつ2,000円以上にになるようカゴの中身を調節して(ショボい買い物・・・)購入手続きへ進みました。
住所登録が出来ない会員登録システム?
ゲオマートでは、購入手続きする際に会員として購入する方法とゲストとして購入する方法が選べます。なかなか面白い商品が揃っているので、次回のことも考えて会員登録をすることにしましたが、ここでもゲオマートの独自ルールに驚かされることになります。
なんとゲオマートで登録できるのはメールアドレス(と設定したパスワード)のみ。送り先の住所などが会員情報として登録できないようなのです。
会員登録後にログインしてマイページを確認してみると、存在する項目は購入履歴、お気に入り、ログアウトのみ。
会員登録していても、注文時に毎回送り先住所を入力する必要があることになります。何とも意味不明なシステムですよね。
もしかして、(消極的な)個人情報流出対策???
いろいろな点に疑問を感じながらも、2回に分けてその日の注文手続きは無事完了。 しかし、この時はまだこの後起こる恐怖の出来事について知る由もなかったのでした・・・
驚愕・恐怖の配送システム
注文後、土日を挟んだ週明け。ポストを見てみると何やら紙の束が入っています。誰かの悪戯?と思いながら手に取ってみると全て郵便局の不在票。
その数なんと14通。全てGEOと書かれています。
部屋に戻り「え???????」と理解出来ずに呆然としていると、今度はチャイムが鳴り「郵便局でーす。ポストに入らないので。」と言ってドアの前で封筒を数点渡されます。
この封筒もゲオから送られてきたもの。不在票に書かれている荷物とは別のものです。翌日、翌々日とゲオからの封筒が届き続け・・・
ゆうパックも加わり、最終的にはこんな有様に。
勿論、14通の不在票に対する再配達依頼も行いました。動揺していた為か何度か間違いながら。
配送システムの謎と答え合わせ
なぜこのような配送システムになっているのか。
最初はゲオが郵便局と格安でゆうメールの契約をしていて、荷物をまとめることなく、無理矢理ゆうメールで個別に送ってきたのかと邪推して勝手に憤慨したりしていましたが、届いた封筒を見てみるとどうやら別の事情があるようです。
封筒の送り主は「ゲオ○○店」「ゲオ××店」「ゲオ△△店」といった具合に全て異なった住所になっています。
ゲオマートで購入した商品はゲオマートの配送センターで処理されるものだと当然のように考えていましたが、在庫を持っている全国の各店舗から発送する仕組みのようです。
届いた荷物を見る限り、基本はゆうメールですが、一店舗で複数個発送する場合は、ゆうパックで対応するケースもあるようですね。
ちなみにゲオの店舗は全国に約1800店舗あります。全ての店舗がゲオマートのシステムに関係しているとは思えませんが、ゲオマートで10個の商品を注文した場合、10店舗から個別に商品が発送されて、10個の荷物が届く可能性があることになります。というか、実際に届きました。
この仕組みがわかると、前述のショッピングカート商品20個制限の謎も答えが見えてきます。
謎は全て解けた!(古い・・・)
いや、全ては解けていないですよね。
20個でもゲオ側の発送の手間も送料の負担も大きすぎますし、何より受け取り側の負担も大き過ぎます。
いい大人が何度も大量のゲオ封筒を受け取る姿を想像してみてください。
郵便局の配達の方は何も言わずに笑顔で対応してくれましたが、内心いろいろと思うところがありますよね。絶対に。
何故このようなシステムに?
前述の通り、ゲオマートがオープンしたのは2017年の年末。ネット通販も成熟期に入ったと言われてから何年も経っており、大手であれば物流センターを利用した効率の良い配送システムが確立されている時代です。
それでは何故ゲオマートはこのようなシステムの通販サイトを大々的にオープンさせたのでしょうか。
色々と考えてはみましたが、結局よくわかりませんでした。
2,000円以上で送料無料というウリがありながらも、その情報は探さないと見つけられなかったり、会員情報として住所が登録できなかったりする現状を見ると、単純に大手の奢りで杜撰なだけのような気もしてきます。
安くて魅力的なことは間違い無いだけにちょっと勿体ない感じですね。
結局何が言いたいの?
閑話休題ということで構成を考えずにダラダラ書いてしまい、何だかよくわからない記事になってしまいましたが、今回お伝えしたのは・・・
「ゲオマートは安くてとても便利だよ。でも、沢山買うと受け取る時に大変な目に遭うよ」
という事だけです。長々とスミマセン。
ゲオマートが扱っている商品や価格自体には魅力がありますので、一連の仕組みが事前に把握できていれば、上手く活用できるのではないかと思った次第です。商品の状態も非常に良く、ほぼ新品のようなものも多数ありました。よくあるレンタルアップ品のようなものではありません。
まとめて沢山買うのはいいけれど、注文する数や受け取る場所、タイミングは十分に考えておいた方が良いということですね。
うっかり職場やご家族の方が大量の荷物を受け取るような事になったら、何を言われるかわかりませんので。
ゲオマート
https://ec.geo-online.co.jp/shop/default.aspx
[追記]その後のゲオマート
ゲオマートがリニューアルして暫くは良くも悪くも手探りな部分があり何かと楽しませて貰いましたが、この記事を書いてから半年以上が経った2018年11月、ゲオマートは一体どのようになっているのでしょうか。セール情報を中心にその後のゲオマートをまとめました。
ゲオマートのセールってどんな感じ?1円販売は?送料無料は?前回記事のその後・・・
[追記]サイト名がゲオオンラインストアに変更
2019年8月1日よりゲオマートの名称がゲオオンラインストアに変更となりました。
その後も何度か注文していますが、現在は大量の封筒が送られてくることは滅多に無く、10本くらい注文してもゆうパック1個とゆうメール1~2通程度で届くようになっています。 代わりに以前のような極端なセールは少なくなったようにも感じますが、送料を考えると一番安いことが多いので活用させて貰っています。
セール自体は頻繁に行っているようですので、このサイトでもまた記事にしていく予定です。