個人経営調剤薬局が事業継続困難となりマイナビ薬剤師で病院へ転職

転職前(休職前)の職場と仕事内容について教えてください。

転職前は小規模クリニックの門前薬局に勤めており、主な応需科目は内科・循環器科でした。一日の応需処方箋枚数は60枚前後で、常勤薬剤師一名・パート薬剤師一名の二名体制という比較的小規模な薬局です。主な業務はピッキング、一包化、監査、服薬指導、薬歴作成等、一部居宅への薬のお届けも行っていました。
開業から50年以上が経つ薬局であり、患者さんの多くは長年通われていました。処方箋受付だけでなく全般的な健康相談(検査値や健康食品等に関する説明)も積極的に行っていました。

転職(又は復帰)をしようと思ったきっかけを教えてください。

個人で経営をする小規模な薬局だったため、自力での事業継続が難しく大手チェーン薬局に経営譲渡となりました。従業員、調剤システム、経営方針、給与などの待遇等が全面的に変わるという状況で、これまでと働き方を大きく変えなければならないため、しばらく悩みました。
最終的には、給与が大幅に減少する事、近隣の多店舗へのヘルプ業務も行わなければならない事が懸念事項として大きく、家族と相談し転職活動を行う事を決めました。

マイナビ薬剤師を登録利用した転職活動はどうでしたか？

いくつかの紹介会社のサイトを閲覧しましたが、転職ガイドブックが貰えるということで、マイナビ薬剤師に登録しました。登録自体は1分もかからない簡単なもので、その日のうちに電話連絡があり希望条件をお伝えできました。最初は病院にするか調剤薬局にするかも迷っていた状態でしたが、まずは週当たりの希望就業時間・時給・勤務地の三点を重視して、病院・薬局ともに求人を案内してもらいました。
これまでの転職経験から、紹介会社との連絡は電話がメインかと思っていましたが、マイナビ薬剤師ではLINEのメッセージ機能を使ったやりとりができました。在職中の転職活動では、休憩時間等であっても電話に出る事がためらわれることもあるため、このシステムは大きなメリットになると思います。
数件の求人票を送付してもらった後、外部面接として、担当の方と一対一での面談をしました。小規模のクリニック門前・大手チェーン店・病院ごとに希望条件に近い求人票を複数印刷してもらえていたため、いくつも並べながら比較検討ができたのがとても有り難かったです。また、予め給与面などの希望を推薦状の中に書いてもらえていたため、面接時に伝える際にスムーズに感じました。面接後に出た疑問に関しても、担当の方から企業へ確認してもらえたので助かりました。
結果、当初は調剤薬局でと考えていた今回の転職活動でしたが、自分で各紹介会社のサイトを見ていた時には見つけることのできなかった好条件の病院へ就職という形になりました。

転職後の職場と現在の状況について教えてください。

2週間後に就業開始となります。内定受諾の手続きもマイナビ薬剤師を通して行い、現在事務手続き等の連絡のため、転職先と直接やり取りを行っている段階です。ワークライフバランスを重視した病院であり、出産後に復帰した方もいる女性の多い職場です。今後は結婚や出産も視野に入れてのお仕事となるのですが、条件等の細かな要望が伝えやすいという点を今回の転職では重視したため、今後も無理なく続けられる職場ではないかと思います。

転職をしてみて感じたこと、学んだことを教えてください。

転職活動をする上で、転職支援サービスの担当者とのやり取りが非常に重要であることを実感しました。現在の希望条件に近いものを提案してもらうだけでなく、同等条件の求人でもどんな点が異なっているのか、現在の希望条件を優先させた場合の長期的なデメリットなど、自分にはない視点でアドバイスをもらえる事がとても役立ちました。
また、希望条件の中で優先度合いをある程度考えておくことも、選択肢を狭めすぎずにトータルで納得のいく求人を案内してもらうために大切だと感じました。