石川県で働く薬剤師の平均年収はどれくらいでしょうか?また、派遣やパート薬剤師の方がく石川県で働く場合の平均時給は幾らくらいでしょうか?
このページでは2021年に厚生労働省が集計・発表したたデータをベースに、石川県の薬剤師の平均年収や平均時給、労働環境、求人数などをチェックしていきます。
この1ページだけで石川県の薬剤師の平均年収は勿論、転職市場の現状が把握できるようにまとめてありますので、石川県で転職を検討されている薬剤師の方、石川県への転職を検討されている薬剤師の方は是非参考にしてください。
※掲載データの無断引用・転載を禁じます。必要な方は厚生労働省を参照してください。
石川県は約113万人の方が暮らす国内人口33位の都市です。
石川県内の薬剤師の総数は2,728人。石川県内の薬学関係の大学は、北陸大学と金沢大学の2つのみとなっています。
石川県内の10万人あたりの薬剤師の数は238.7人。
全国平均は246.2人なので薬剤師の数が多いとは言えませんが、金沢市に集中する傾向があり、金沢市内の10万人あたりの薬剤師の数は318.1人と平均を大きく上回るものとなっています。
金沢市の平均318.1人を含んだ石川県全体の平均246.2人ですので、金沢市以外のエリアでは全国平均よりも大幅に低い薬剤師数となり、薬剤師が不足していることがわかります。
石川県内の薬局数は528。人口10万人あたりの薬局数で見てみると石川県は47.1となっており、全国平均の47.7に近い水準となっています。
石川県は薬剤師が若干不足していることも影響してか石川県で働く薬剤師の平均年収は590.6万円と全国平均である565.1 万円を上回る結果となりました。
石川県は薬剤師平均年収ランキングでは全国16位となりますが、前述の通り石川県内の薬剤師の分布はエリアによって偏りがありますので、石川県内のどこで働くかも重要になります。
2022年に入って新型コロナウイルスの感染拡大が非常に懸念される状況になっています。これに伴い薬剤師の転職市場も非常に流動的なものとなっています。
転職を予定されている方は石川県内の薬局、医療施設の事情に詳しいエージェントを活用して情報を集めるようにしてください。
石川県の薬剤師の平均年収 (前回比) | |
---|---|
年齢 | 43.5 歳 ( 2.3 歳) |
勤続年数 | 8.4 年 ( -0.9 年) |
所定内労働時間 | 163 時間/月 ( 11 時間) |
超過労働時間 | 5 時間/月 ( -8 時間) |
総労働時間 | 168 時間/月 ( 3 時間) |
月給 | 42.7 万円 ( 10.1 万円) |
ボーナス | 77.7 万円 ( -25.8 万円) |
年収 | 590.6 万円 ( 95.5 万円) |
全国順位 | 16 位 ( -24 位) |
石川県で働く薬剤師の平均年齢は43.5歳で、前回調査よりも2.3歳上がり 、全国平均の41.2歳と比較すると2.3歳高い年齢となっています。
一ヶ月当たりの労働時間は168時間で、前回よりも3時間長く、全国平均の170時間より2時間短く、働きやすい環境と言えます。
収入面では、ボーナスが平均77.7万円で、前回調査よりも25.8万円低くなっており、全国平均の92.1万円より14.4万円低くなっています。
ボーナスを含めた石川県の薬剤師の平均年収は590.6万円。前回調査の年収データより95.5万円アップしており、全国平均の565.1万円より25.5万円高い年収となっています。
直近のデータでは石川県の薬剤師の平均年収は全国平均よりやや高い水準にあり、適切な転職が出来れば全国平均よりも大幅に高い年収を得られる地域でもあります。転職エージェントが保有する求人情報も高い水準のものが揃っていますので、積極的に活用してみてください。
石川県で正社員として働く薬剤師の平均年収を時給に換算して、全国平均と比較することで、おおよその労働条件を推測することが出来ます。
どんなに平均年収が高くても、労働時間が長かったり過度な残業を強いられているようでは、必ずしも薬剤師の労働条件が良いとは言えません。
また、多少平均年収が低くても、労働時間や残業が少なく、自由になる時間が多い、生活自体にはゆとりがあるというケースもあります。
ここでは石川県の薬剤師の平均年収とその労働時間をベースに1時間あたりの給与を算出することで、石川県で働く薬剤師の労働条件が全国平均と比較してどれくらいの水準にあるのか、確認することが出来ます。
平均年収から算出した1時間当たりの給与 | |
---|---|
全国平均 | 2,770 円 |
石川県 | 2,930 円 |
石川県で働く薬剤師の平均年収は590.6万円で全国16位でしたが、総労働時間と残業時間を加味した時給換算は2,930円となり、全国平均の2,770円と160円の差が生じました。
石川県の労働条件は平均を上回っており、薬剤師の労働環境としては比較的恵まれていると言えそうです。
石川県の薬剤師の平均時給 | |
---|---|
時給 | 2,485 円 ( 476.6 円) |
全国順位 | 15 位 ( -26 位) |
石川県でパート・アルバイト・派遣社員として働く薬剤師の平均時給(推定)は2,485円で、前回調査の平均時給よりも476.6円アップしています。
これは全国順位15位で、全国平均の2,349円より136円高く、時給で働く薬剤師の待遇が良いことがわかります。
仮に、パート・派遣薬剤師の方がこの石川県の薬剤師の平均時給でフルタイムで働くと年収は477.1万円になります。
これは同じように算出した全国平均のパート・派遣薬剤師のフルタイム勤務年収451万円より年収より26.1万円高く、石川県で働く正社員の薬剤師の平均年収590.6万円より113.5万円低いくことになります。
フルタイム勤務時の平均年収の比較 | |
---|---|
パート薬剤師の年収 (石川県) | 477.1 万円 |
パート薬剤師の年収 (全国) | 451 万円 |
正社員薬剤師の平均年収 (石川県) | 590.6 万円 |
なお、参考までに石川県の正社員薬剤師の平均年収も挙げましたが、こちらにはボーナスは勿論、残業代も含まれています。一方、ここで仮定したフルタイム勤務時の年収は1日8時間、1ヶ月20日勤務という条件で年間の収入を算出していますので残業などは含まれておりません。
あくまで仮定の話になりますが、パート・派遣薬剤師であっても多少の残業は発生することが考えられますので、年収の差はもう少し縮まるものと考えられます。
石川県内で働く薬剤師の人数は、前回データと比較して172パーセント増えており、増加傾向にあります。薬剤師の人数が増えることで労働環境の改善が期待出来るかもしれません。
※上記は10人以上の企業を対象とする厚生労働省発表のデータを参照。石川県内全ての薬剤師の数を示すものではありません。増減の目安としてお役立てください。(増減が大きな年もありますが厚労省発表データをそのまま掲載しております。)
主要エージェントが扱う石川県の薬剤師の求人数は次の通りです。 (※2021年1月調査時の参考値です。最新データは各WEBサイトにて。)
石川県内にはマイナビ薬剤師の営業拠点があります。他の転職エージェントは近隣に拠点がありませんので、石川県内の薬剤師の求人の情報収集力という点ではマイナビ薬剤師が圧倒的に有利な立場にあります。
石川県内で転職を予定している薬剤師の方はマイナビ薬剤師を柱として、幾つかのエージェントを組み合わせて情報収集してください。
石川県に調剤薬局やドラッグストアなどの薬局を出店している主な企業は次の通りです。括弧内の数字は薬剤師を含めた企業全体の平均年収となっています。リンク先のページでは運営企業の平均年収の詳細やボーナス、労働時間、残業時間、休暇日数といった労働条件をご覧頂けます。転職の参考データとしてご活用ください。