兵庫県で働く薬剤師の平均年収はどれくらいでしょうか?また、派遣やパート薬剤師の方がく兵庫県で働く場合の平均時給は幾らくらいでしょうか?
このページでは2021年に厚生労働省が集計・発表したたデータをベースに、兵庫県の薬剤師の平均年収や平均時給、労働環境、求人数などをチェックしていきます。
この1ページだけで兵庫県の薬剤師の平均年収は勿論、転職市場の現状が把握できるようにまとめてありますので、兵庫県で転職を検討されている薬剤師の方、兵庫県への転職を検討されている薬剤師の方は是非参考にしてください。
※掲載データの無断引用・転載を禁じます。必要な方は厚生労働省を参照してください。
兵庫県は約546万人もの人が暮らす国内人口第7位の都市です。兵庫県内には神戸薬科大学、武庫川女子大学、神戸学院大学、兵庫医療大学、姫路獨協大学といった薬学部を有する大学が存在します。
兵庫県内の薬剤師の数は15,068人。人口10万人あたりの薬剤師の数は274.8人。全国平均が246.2人となっていますので、兵庫県は薬剤師が比較的多い都市であると言えます。
ただ、兵庫県内では若干偏りがあり、県庁所在地であり、政令指定都市でもある神戸市に約3分の1の薬剤師が集まっています。
薬剤師の数を10万人あたりの人口比で見ても、神戸市は340.8人となっており、兵庫県全体の274.8人を大きく上回ります。
兵庫県内の薬局施設はは2640施設。人口10万人あたりでは48.8施設となっており全国26位。全国平均は47.7施設となっていますので、薬局の数自体は平均的と考えることが出来ます。
兵庫県の薬剤師の平均年収は556.6万円で全国26位。全国の薬剤師の平均年収が565.1万円に近い年収になっています。
兵庫県の薬剤師の平均年収の詳細は次項に譲りますが、兵庫県の人口比の薬剤師数や人口比の薬局数が、平均的であることが反映された結果であると考えることが出来ます。
2021年秋現在、新型コロナウイルスの感染状況は落ち着いていますが、薬剤師の転職市場はまだまだ流動的です。兵庫県内で求職活動をされる薬剤師の方、兵庫県内で転職活動される方は、兵庫県内の情報に長けたエージェントを活用するようにしましょう。
兵庫県の薬剤師の平均年収 (前回比) | |
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年齢 | 45.7 歳 ( 9.5 歳) |
勤続年数 | 9.6 年 ( 2.9 年) |
所定内労働時間 | 154 時間/月 ( -3 時間) |
超過労働時間 | 6 時間/月 ( -8 時間) |
総労働時間 | 160 時間/月 ( -11 時間) |
月給 | 39 万円 ( 3.2 万円) |
ボーナス | 88.1 万円 ( -8.8 万円) |
年収 | 556.6 万円 ( 29.6 万円) |
全国順位 | 26 位 ( -6 位) |
兵庫県で働く薬剤師の平均年齢は45.7歳で、前回調査よりも9.5歳上がり 、全国平均の41.2歳と比較すると4.5歳高い年齢となっています。
一ヶ月当たりの労働時間は160時間で、前回よりも11時間短く 、全国平均の170時間より10時間短く、働きやすい環境と言えます。
収入面では、ボーナスが平均88.1万円で、前回調査よりも8.8万円低くなっており、全国平均の92.1万円より4万円低くなっています。
ボーナスを含めた兵庫県の薬剤師の平均年収は556.6万円。前回調査の年収データより29.6万円アップしており、全国平均の565.1万円より8.5万円低い年収となっています。
直近のデータでは兵庫県の薬剤師の平均年収は全国平均より若干低い水準にありますが、適切な転職が出来れば全国平均を上回る年収を得られる地域でもあります。転職エージェントが保有する求人情報も高い水準のものが揃っていますので、積極的に活用してみてください。
兵庫県で正社員として働く薬剤師の平均年収を時給に換算して、全国平均と比較することで、おおよその労働条件を推測することが出来ます。
どんなに平均年収が高くても、労働時間が長かったり過度な残業を強いられているようでは、必ずしも薬剤師の労働条件が良いとは言えません。
また、多少平均年収が低くても、労働時間や残業が少なく、自由になる時間が多い、生活自体にはゆとりがあるというケースもあります。
ここでは兵庫県の薬剤師の平均年収とその労働時間をベースに1時間あたりの給与を算出することで、兵庫県で働く薬剤師の労働条件が全国平均と比較してどれくらいの水準にあるのか、確認することが出来ます。
平均年収から算出した1時間当たりの給与 | |
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全国平均 | 2,770 円 |
兵庫県 | 2,899 円 |
兵庫県で働く薬剤師の平均年収は556.6万円で全国26位でしたが、総労働時間と残業時間を加味した時給換算は2,899円となり、全国平均の2,770円と129円の差が生じました。
兵庫県の労働条件は平均を上回っており、薬剤師の労働環境としては比較的恵まれていると言えそうです。
兵庫県の薬剤師の平均時給 | |
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時給 | 2,458 円 ( 330.1 円) |
全国順位 | 17 位 ( -16 位) |
兵庫県でパート・アルバイト・派遣社員として働く薬剤師の平均時給(推定)は2,458円で、前回調査の平均時給よりも330.1円アップしています。
これは全国順位17位で、全国平均の2,349円より109円高く、時給で働く薬剤師の待遇が良いことがわかります。
仮に、パート・派遣薬剤師の方がこの兵庫県の薬剤師の平均時給でフルタイムで働くと年収は472万円になります。
これは同じように算出した全国平均のパート・派遣薬剤師のフルタイム勤務年収451万円より年収より21万円高く、兵庫県で働く正社員の薬剤師の平均年収556.6万円より84.6万円低いくことになります。
フルタイム勤務時の平均年収の比較 | |
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パート薬剤師の年収 (兵庫県) | 472 万円 |
パート薬剤師の年収 (全国) | 451 万円 |
正社員薬剤師の平均年収 (兵庫県) | 556.6 万円 |
なお、参考までに兵庫県の正社員薬剤師の平均年収も挙げましたが、こちらにはボーナスは勿論、残業代も含まれています。一方、ここで仮定したフルタイム勤務時の年収は1日8時間、1ヶ月20日勤務という条件で年間の収入を算出していますので残業などは含まれておりません。
あくまで仮定の話になりますが、パート・派遣薬剤師であっても多少の残業は発生することが考えられますので、年収の差はもう少し縮まるものと考えられます。
兵庫県内で働く薬剤師の人数は、前回データと比較して306パーセント増えており、増加傾向にあります。薬剤師の人数が増えることで労働環境の改善が期待出来るかもしれません。
※上記は10人以上の企業を対象とする厚生労働省発表のデータを参照。兵庫県内全ての薬剤師の数を示すものではありません。増減の目安としてお役立てください。(増減が大きな年もありますが厚労省発表データをそのまま掲載しております。)
主要エージェントが扱う兵庫県の薬剤師の求人数は次の通りです。 (※2021年12月調査時の参考値です。最新データは各WEBサイトにて。)
大阪に拠点があるエージェントは幾つかありますが、兵庫県にも拠点があるのはマイナビ薬剤師とファルマスタッフの2つ。
やはり営業拠点があるかどうかで、求人情報量、情報の質が変わってきます。兵庫県内で求職活動をされる薬剤師の方は、この2つのエージェントを柱として、気に入ったエージェントを組み合わせるというスタンスで臨めば間違いない筈です。
兵庫県に調剤薬局やドラッグストアなどの薬局を出店している主な企業は次の通りです。括弧内の数字は薬剤師を含めた企業全体の平均年収となっています。リンク先のページでは運営企業の平均年収の詳細やボーナス、労働時間、残業時間、休暇日数といった労働条件をご覧頂けます。転職の参考データとしてご活用ください。
兵庫県で転職に成功した方の体験談です。年収をアップさせる為に転職された方、年収よりも薬剤師としての働き方にこだわって転職された方など転職の内容も様々です。兵庫県で転職を検討している薬剤師の方は是非チェックしてみてください。
その他の体験談は薬剤師の口コミ・評判でご覧頂けます。