2021年政府発表データで見る広島県の薬剤師の平均年収・平均時給

広島県で働く薬剤師の平均年収はどれくらいでしょうか？また、派遣やパート薬剤師の方がく広島県で働く場合の平均時給は幾らくらいでしょうか？

このページでは2021年に厚生労働省が集計・発表したたデータをベースに、広島県の薬剤師の平均年収や平均時給、労働環境、求人数などをチェックしていきます。

この1ページだけで広島県の薬剤師の平均年収は勿論、転職市場の現状が把握できるようにまとめてありますので、広島県で転職を検討されている薬剤師の方、広島県への転職を検討されている薬剤師の方は是非参考にしてください。

※掲載データの無断引用・転載を禁じます。必要な方は厚生労働省を参照してください。

広島県の薬剤師の状況について

広島県は約280万人もの人が暮らす人口ランキング全国12位の都市です。

広島県は比較的薬剤師が多い

広島県内には、広島大学、安田女子大学、福山大学、広島国際大学といった薬学が学べる大学があり、広島県内の薬剤師は全部で7,229人となっています。

広島県の薬剤師の数を人口10万人あたりでみてみると、広島県は256.6人。全国平均は246.2人となっていますので、比較的薬剤師が充実しているエリアだと言えます。

人口比の薬局数も充実

広島県内の薬局の数は全部で1,615。こちらも10万人あたりの人口比で見てみると57となっており、全国平均の47.7を大幅に上回る数字となっています。

広島県の人口比の薬局の数は全国3位。充実した状態にあると考えられます。

広島県で働く薬剤師の平均年収

薬剤師も薬局も充足している広島県で働く薬剤師の平均年収は527.8万円で全国39位となっています。

平均年収が全国平均より下になってしまっているのは、エリアに起因する要因に加えて、薬剤師が比較的充足しているから、と考えることが出来ます。

2022年2月現在、新型コロナウイルス感染拡大で薬剤師の転職市場は流動的です。

広島県は比較的落ち着いているエリアではありますが、転職を予定している薬剤師の方は広島県の地元に詳しい転職エージェントを活用して十分な情報を集めるようにしてください。

広島県の薬剤師の平均年収

広島県で働く薬剤師の平均年齢は32歳で、前回調査よりも9歳下がり 、全国平均の41.2歳と比較すると9.2歳若い年齢となっています。
一ヶ月当たりの労働時間は180時間で、前回よりも3時間短く 、全国平均の170時間より10時間長くなっています。
収入面では、ボーナスが平均151.5万円で、前回調査よりも33.9万円高くなっており、全国平均の92.1万円より59.4万円高くなっています。
ボーナスを含めた広島県の薬剤師の平均年収は527.8万円。前回調査の年収データより43.6万円ダウンしており、全国平均の565.1万円より37.3万円低い年収となっています。

全国平均と比較すると薬剤師の平均年収としてはやや物足りない水準ではありますが、これはあくまでデータ上の平均値です。実際には医療機関によって大きく待遇は異なりますので、少しでも条件の良い職場へ転職したいと考えている方は一度転職エージェントに相談してみてください。広島県の平均年収の印象とは異なった情報が揃っている筈です。

労働条件を平均年収と労働時間・残業時間から分析

広島県で正社員として働く薬剤師の平均年収を時給に換算して、全国平均と比較することで、おおよその労働条件を推測することが出来ます。

どんなに平均年収が高くても、労働時間が長かったり過度な残業を強いられているようでは、必ずしも薬剤師の労働条件が良いとは言えません。

また、多少平均年収が低くても、労働時間や残業が少なく、自由になる時間が多い、生活自体にはゆとりがあるというケースもあります。

ここでは広島県の薬剤師の平均年収とその労働時間をベースに1時間あたりの給与を算出することで、広島県で働く薬剤師の労働条件が全国平均と比較してどれくらいの水準にあるのか、確認することが出来ます。

広島県で働く薬剤師の平均年収は527.8万円で全国39位でしたが、総労働時間と残業時間を加味した時給換算は2,444円となり、全国平均の2,770円と327円の差が生じました。

広島県の労働条件は全国平均よりも低い水準となりますので、転職を検討する場合は、求人を十分に吟味したり、交渉によって良い条件を引き出すなど個別の転職活動の質がポイントになりそうです。

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広島県の薬剤師のパート・派遣の平均時給

広島県でパート・アルバイト・派遣社員として働く薬剤師の平均時給(推定)は2,073円で、前回調査の平均時給よりも26.1円ダウンしています。
これは全国順位42位で、全国平均の2,349円より277円低い結果となっています。

仮に、パート・派遣薬剤師の方がこの広島県の薬剤師の平均時給でフルタイムで働くと年収は397.9万円になります。

これは同じように算出した全国平均のパート・派遣薬剤師のフルタイム勤務年収451万円より年収より53.1万円低く、広島県で働く正社員の薬剤師の平均年収527.8万円より129.9万円低いくことになります。

なお、参考までに広島県の正社員薬剤師の平均年収も挙げましたが、こちらにはボーナスは勿論、残業代も含まれています。一方、ここで仮定したフルタイム勤務時の年収は1日8時間、1ヶ月20日勤務という条件で年間の収入を算出していますので残業などは含まれておりません。

あくまで仮定の話になりますが、パート・派遣薬剤師であっても多少の残業は発生することが考えられますので、年収の差はもう少し縮まるものと考えられます。

広島県内で働く薬剤師の人数・需給

広島県内で働く薬剤師の人数は、前回データと比較して35パーセント減っており、減少傾向にあります。状況によっては薬剤師の年収など待遇面の改善が期待出来るかもしれません。
※上記は10人以上の企業を対象とする厚生労働省発表のデータを参照。広島県内全ての薬剤師の数を示すものではありません。増減の目安としてお役立てください。(増減が大きな年もありますが厚労省発表データをそのまま掲載しております。)

広島県の薬剤師求人数

主要エージェントが扱う広島県の薬剤師の求人数は次の通りです。 (※2022年2月調査時の参考値です。最新データは各WEBサイトにて。)

広島県内には、マイナビ薬剤師とファルマスタッフの営業拠点が存在します。

エリア内に拠点があるかどうかで情報の量と質が大きく違ってきますので、広島県内での転職を予定されている方は、マイナビ薬剤師とファルマスタッフを中心に情報を集めていけば間違い無いはずです。

このエリアの主な調剤薬局・ドラッグストア

広島県に調剤薬局やドラッグストアなどの薬局を出店している主な企業は次の通りです。括弧内の数字は薬剤師を含めた企業全体の平均年収となっています。リンク先のページでは運営企業の平均年収の詳細やボーナス、労働時間、残業時間、休暇日数といった労働条件をご覧頂けます。転職の参考データとしてご活用ください。

• クオール薬局 (年収457万円)
• アイン薬局 (年収630万円)
• ツルハドラッグ (年収552万円)
• サンドラッグ (年収534万円)

このエリアで転職に成功した薬剤師の体験談

広島県で転職に成功した方の体験談です。年収をアップさせる為に転職された方、年収よりも薬剤師としての働き方にこだわって転職された方など転職の内容も様々です。広島県で転職を検討している薬剤師の方は是非チェックしてみてください。

• 出産と夫の転勤を機に派遣薬剤師からパート薬剤師に方針転換
• マイナビ薬剤師を利用した転職で年収70万円アップ、週休2日確保。
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