2021年政府発表データで見る埼玉県の薬剤師の平均年収・平均時給

埼玉県で働く薬剤師の平均年収はどれくらいでしょうか？また、派遣やパート薬剤師の方がく埼玉県で働く場合の平均時給は幾らくらいでしょうか？

このページでは2021年に厚生労働省が集計・発表したたデータをベースに、埼玉県の薬剤師の平均年収や平均時給、労働環境、求人数などをチェックしていきます。

この1ページだけで埼玉県の薬剤師の平均年収は勿論、転職市場の現状が把握できるようにまとめてありますので、埼玉県で転職を検討されている薬剤師の方、埼玉県への転職を検討されている薬剤師の方は是非参考にしてください。

※掲載データの無断引用・転載を禁じます。必要な方は厚生労働省を参照してください。

埼玉県の薬剤師の状況について

埼玉県には約734万人もの人が住んでおり、人口では全国第5位の都市です。

人口に比例するように薬剤師も充実しており、その数は15,793人。国内の薬剤師の総数は311,289人ですので、全薬剤師のうちの5%が埼玉県に居ることになります。

埼玉県には、日本薬科大学、城西大学といった薬学科を有する大学も存在し、毎年多くの薬剤師を輩出しているエリアでもあります。

埼玉県内でも薬剤師の数に偏りが

人口10万人あたりの薬剤師の数を見てみると、埼玉県は215.5人。全国平均が246.2人ですので、やや薬剤師が不足している状態です。

お隣の東京都は365.8人で充足気味。隣接しているにも関わらず、大きな差が生じてしまっています。

埼玉県全体では人口10万人あたり215.5人となっており、薬剤師がやや不足している状況に見えますが、埼玉県内の中でも、さいたま市は287.3人となっており、全国平均よりも上回っています。

埼玉県内のその他のエリアでは、川越市が286.2人、越谷市が235.5人、川口市が163.0人となっており、埼玉県内でも薬剤師の不足、充足具合が大きく異なっている状況です。

平均年収は東京都内の薬剤師よりも上

埼玉県内の薬局の数は2,888で全国7位。一見充実しているように思えますが、人口10万人あたりの薬局数で見ていると40.2で全国平均の47.7を大きく下回ります。

埼玉県内で働く薬剤師の平気年収は564.0万円で全国23位。薬剤師の全国平均年収が565.1万円なので、ほぼ平均と同じ年収となっています。

ちななみに東京都は508.0万円で全国44位です。必ずしも都心の方が年収が高い訳ではない、という事がおわかり頂けるかと思います。

新型コロナウイルスの影響で転職市場も流動的に

埼玉県は人口全国5位の都市だけあり、新型コロナウイルスの大きな影響を受けました。

2021年秋現在は感染状況が落ち着いていますが、薬剤師の転職市場はまだまだ流動的です。

埼玉県内で求職活動、転職活動を予定している薬剤師の方は、埼玉県内の状況に詳しいエージェントを選択して、しっかりと情報を集めるようにしてください。

埼玉県の薬剤師の平均年収

埼玉県で働く薬剤師の平均年齢は35.3歳で、前回調査よりも2.9歳下がり 、全国平均の41.2歳と比較すると5.9歳若い年齢となっています。
一ヶ月当たりの労働時間は175時間で、前回よりも1時間長く、全国平均の170時間より5時間長くなっています。
収入面では、ボーナスが平均87.1万円で、前回調査よりも30.6万円高くなっており、全国平均の92.1万円より5万円低くなっています。
ボーナスを含めた埼玉県の薬剤師の平均年収は564万円。前回調査の年収データより42.8万円アップしており、全国平均の565.1万円より1.1万円低い年収となっています。

直近のデータでは埼玉県の薬剤師の平均年収は全国平均より若干低い水準にありますが、適切な転職が出来れば全国平均を上回る年収を得られる地域でもあります。転職エージェントが保有する求人情報も高い水準のものが揃っていますので、積極的に活用してみてください。

労働条件を平均年収と労働時間・残業時間から分析

埼玉県で正社員として働く薬剤師の平均年収を時給に換算して、全国平均と比較することで、おおよその労働条件を推測することが出来ます。

どんなに平均年収が高くても、労働時間が長かったり過度な残業を強いられているようでは、必ずしも薬剤師の労働条件が良いとは言えません。

また、多少平均年収が低くても、労働時間や残業が少なく、自由になる時間が多い、生活自体にはゆとりがあるというケースもあります。

ここでは埼玉県の薬剤師の平均年収とその労働時間をベースに1時間あたりの給与を算出することで、埼玉県で働く薬剤師の労働条件が全国平均と比較してどれくらいの水準にあるのか、確認することが出来ます。

埼玉県で働く薬剤師の平均年収は564万円で全国23位でしたが、総労働時間と残業時間を加味した時給換算は2,686円となり、全国平均の2,770円と84円の差が生じました。

埼玉県の労働条件は全国平均よりも低い水準となりますので、転職を検討する場合は、求人を十分に吟味したり、交渉によって良い条件を引き出すなど個別の転職活動の質がポイントになりそうです。

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埼玉県の薬剤師のパート・派遣の平均時給

埼玉県でパート・アルバイト・派遣社員として働く薬剤師の平均時給(推定)は2,278円で、前回調査の平均時給よりも18.1円アップしています。
これは全国順位28位で、全国平均の2,349円より71円低い結果となっています。

仮に、パート・派遣薬剤師の方がこの埼玉県の薬剤師の平均時給でフルタイムで働くと年収は437.3万円になります。

これは同じように算出した全国平均のパート・派遣薬剤師のフルタイム勤務年収451万円より年収より13.7万円低く、埼玉県で働く正社員の薬剤師の平均年収564万円より126.7万円低いくことになります。

なお、参考までに埼玉県の正社員薬剤師の平均年収も挙げましたが、こちらにはボーナスは勿論、残業代も含まれています。一方、ここで仮定したフルタイム勤務時の年収は1日8時間、1ヶ月20日勤務という条件で年間の収入を算出していますので残業などは含まれておりません。

あくまで仮定の話になりますが、パート・派遣薬剤師であっても多少の残業は発生することが考えられますので、年収の差はもう少し縮まるものと考えられます。

埼玉県内で働く薬剤師の人数・需給

埼玉県内で働く薬剤師の人数は、前回データと比較して58パーセント増えており、増加傾向にあります。薬剤師の人数が増えることで労働環境の改善が期待出来るかもしれません。
※上記は10人以上の企業を対象とする厚生労働省発表のデータを参照。埼玉県内全ての薬剤師の数を示すものではありません。増減の目安としてお役立てください。(増減が大きな年もありますが厚労省発表データをそのまま掲載しております。)

埼玉県の薬剤師求人数

主要エージェントが扱う埼玉県の薬剤師の求人数は次の通りです。 (※2021年11月調査時の参考値です。最新データは各WEBサイトにて。)

埼玉県内にはマイナビ薬剤師とファルマスタッフの営業拠点、サポート拠点があります。

意外かもしれませんが、他の薬剤師転職エージェントの多くは埼玉県内に拠点を持っていません。

転職市場が流動的な時には、地元の詳細な情報が決め手となることが多々ありますので、これらのエージェントを見逃さないように情報を集めていきましょう。

このエリアの主な調剤薬局・ドラッグストア

埼玉県に調剤薬局やドラッグストアなどの薬局を出店している主な企業は次の通りです。括弧内の数字は薬剤師を含めた企業全体の平均年収となっています。リンク先のページでは運営企業の平均年収の詳細やボーナス、労働時間、残業時間、休暇日数といった労働条件をご覧頂けます。転職の参考データとしてご活用ください。

• クオール薬局 (年収457万円)
• クリエイトSD (年収470万円)
• スギ薬局 (年収517万円)
• ウエルシア薬局 (年収738万円)
• アイン薬局 (年収630万円)
• ツルハドラッグ (年収552万円)
• サンドラッグ (年収534万円)

このエリアで転職に成功した薬剤師の体験談

埼玉県で転職に成功した方の体験談です。年収をアップさせる為に転職された方、年収よりも薬剤師としての働き方にこだわって転職された方など転職の内容も様々です。埼玉県で転職を検討している薬剤師の方は是非チェックしてみてください。

• 薬キャリを通じて新型コロナウィルスの影響と薬剤師の転職環境の変化を実感。
• 個人経営調剤薬局から大手調剤薬局チェーンへマイナビ薬剤師で転職
• 留学の一時帰国中にファルマスタッフを利用して転職先探し
• マイナビ薬剤師で転職をして給料と休みが増えて視野も広がった
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• ヤクジョブの非公開求人で企業の管理薬剤師として転職

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